その名を知る人は、amadana(アマダナ)と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
2002年にデザイン家電を手掛けるリアル・フリート社が設立され、2003年にはオリジナルブランド「amadana」を発表。空気清浄機や冷蔵庫、イヤホンなどをラインナップ。その後はケータイや電卓、ウォーターサーバー、近年ではコーヒー関連器具など、こだわりあるデザインのプロダクトを数々手掛けてきました。
そんなamadanaが2024年7月、台湾のPCメーカーAcer(エイサー)グループとの資本提携を発表。そしてAcerグループ入り後、初のプロダクトが登場しました。それが、ディスプレイ「DS10」(2万2000円)、「DS20」(2万6400円)、「DP10」(1万9800円)です。


どれもamadanaらしいミニマルかつ機能美あふれるデザイン。そこにAcerならではの技術力が加わり、インテリアに溶け込みつつ、外付けディスプレイとしての役割を十分に果たしてくれる注目のプロダクトになっています。
「DS10」と「DS20」は据え置き型のディスプレイ。「DS10」は23.8インチ、「DS20」は27インチというサイズで、解像度はどちらもフルHD(1920×1080)。

最薄部約8mmというスリムな設計と、画面周りのフレームをできるかぎり薄くした“ゼロフレームデザイン”、さらに白をベースにしたデザインは、ワークスペースはもちろん、リビングにも馴染む佇まいになっています。

パネルは映り込みを抑えた非光沢タイプで、ブルーライト軽減やフリッカー削減などの機能も備え、さらに2W+2Wのステレオスピーカーを内蔵しているので、別途スピーカーを用意する必要なし。入力端子はVGA×1、HDMI(1.4)×1、3.5mmステレオミニジャック×1で、VESAマウント対応となっています。

一方の「DP10」は、15.6インチのポータブルディスプレイになります。解像度はフルHD(1920×1080)でパネルはIPS。重さが約700gで背面にはスタンド付き。

USB-CとminiHDMI端子を備えていて、USB-Cによる給電に対応しているので、ノートPCなどとつなげば電源ケーブル不要で使えます。

ディスプレイってどれも同じようなデザインだよね、と思っている人も多いかもしれません。据え置き型のディスプレイは、置いているだけでもそこそこ存在感があるから、できれば部屋の雰囲気に馴染んでくれるモノがいい。そう思っている人にとって、このamadanaのディスプレイは新たな選択肢になるのではないでしょうか。
<文/円道秀和(GoodsPress Web)>
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