さらりと飲めるお酒に注目!爽やかなボタニカル系麦焼酎が大賞【GoodsPress AWARD 2025 ベストバイ大賞】

【GoodsPress AWARD 2025 ベストバイ大賞】

ロングセラーから新発売まで、アルコール飲料は個性的で味もフレーバーも多種多様。料理に合わせて楽しめるものも増えており、自分の好みに合わせて飲める選択肢が広がっている。

*  *  *

【ライフスタイル部門】
アルコール飲料

今年も、さまざまなフレーバーや味の新製品が生み出された。飲み手側の選択肢も増え、いろいろな楽しみ方ができるようになってきているのだ。アルコール飲料全体を見た時、手軽に飲める缶チューハイや缶カクテルなどのRTD(Ready to Drink)市場は、年々、拡大の一途をたどっており、幅広い年齢層の定番飲料になってきている。

「最近はじっくり飲む酒、というよりは、サクッとさらりと飲めるものが好まれている気がします。甘くない、無糖、食事や料理の邪魔をしないといった“棲み分け”がキーワードになってきている気がしますね」と、語るのはフードコーディネーターのみなくちなほこさん。

そんなトレンドの中、独自のほろ苦さとトロピカルな風味を持つボタニカル系麦焼酎、濵田酒造のCHILL GREEN BITTER &TROPICALが多くの票を集めた。アサヒビールから7年ぶりの新ブランドとして登場したアサヒ ザ・ビタリストも話題となった。

<選者の皆さん>

栄養士・トレンドウォッチャー
藤原奈津子さん
食品やキッチン用品メーカーのレシピ開発・商品開発・販促企画・ブランディング業務を展開。独自のアプローチデザイン思考によるマーケティングでの市場開拓を通じ、新しい食文化づくりに貢献している。

 

フードコーディネーター
みなくちなほこさん
家庭料理からアウトドア料理まで得意ジャンルは幅広い。企業レシピや店舗メニューの開発など、食に関する“コトゴト”を幅広く手がけている。

 

「GoodsPress」統括編集長・「GoodsPress Web」編集長
澤村尚徳
本誌をはじめ「GoodsPress Web」「週刊GoodsPress DIGITAL」の3媒体を統括する。家電のみならず、ガジェットからファッションまで、モノ全般に通じる多趣味な洒落者。

 

【大賞】

■希少品種のホップを使用した麦焼酎

濵田酒造
「CHILL GREEN BITTER &TROPICAL (720ml)」(1498円)

ボタニカル感に加え、ほろ苦い「ホップ」が大人味のアクセント。静かに深い香味で一口めのインパクトもあり、深呼吸したかのような飲み心地。炭酸水で割るだけのお家ハイボールに最適(藤原さん)

麦焼酎に世界の年間生産量約1%しかない希少品種、ギャラクシーホップを使用。ほろ苦さに加えて、独自製法でピンクグレープフルーツのような香りに。

【うまさ輝く苦み賞】

■微アル、低アル主流の中であえてビターに

アサヒビール
「アサヒ ザ・ビタリスト」(350ml缶:237円前後、500ml缶:310円前後)※編集部調べ

苦うま味とスッと消えるスッキリとした後味が抜群! キレを生み出す「318号酵母」による“もう一口飲みたくなる味わい”は料理にも合わせやく、飲み飽きしないのが魅力です(藤原さん)

最近の新しいビールは物足りないと思っていたら、久しぶりにガツンとした味わいに出会った感じです(読者投票 P.N.長瀞さん)

ライトな口当たりと“低アルコール”が流行る中、タラスとヘルスブルッカーの2種類のホップを使い、あえてやや高めのアルコール分6%とスッキリしたキレと苦味で登場。

【フレッシュ賞】

■果物の美味しさを封じ込めた味わい

サントリー
「-196<レモン>(350ml)」(希望小売価格:350ml:159円、500ml:216円)

今年登場した「−196」は、果物そのものの味わいを封じ込め、口に入れた時には香りが広がり、あと味はスッキリ!(澤村)

厳選した果物を丸ごとマイナス196度で瞬間凍結し、パウダー状に粉砕してお酒に浸漬させる、“−196℃製法”で、美味しさや香りなどを全て封じ込めた味わい。

【果実味たっぷり賞】

■限定フレーバーがその都度美味しい

キリン
「氷結無糖 ゆずスパークリング ALC7%(期間限定)」(350ml缶:130~160円台、500ml缶:170~200円台)※編集部調べ

柚子のほろ苦さとすっきりとした甘さが感じられ、ゴクゴクと飲めてしまいます。余計な甘味料が入っておらず、無糖なのもうれしいですね(みなくちさん)

2001年からの開発当初から、果実本来の瑞々しい美味しさとスッキリ飲みやすいクリア果汁を採用し続けて、ラインナップを揃えている。9月発売の限定品。

>> 特集【GoodsPress AWARD 2025 ベストバイ大賞】

※2025年12月5日発売「GoodsPress」1月2月合併号87ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/松尾直俊>

 

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