
DRAMやNANDフラッシュメモリの価格高騰を背景に、販売価格の引き上げが懸念されているiPhone18 Proシリーズですが、現行のiPhone17 Proシリーズと同水準の価格が維持されるとの予想が増えています。
価格高騰だけではなくDRAMやNANDフラッシュメモリの数量不足も懸念される中、Appleがどのような価格戦略を取るのかが注目されています。
メモリ価格高騰が続く厳しい市場環境
PCメーカーやスマートフォンメーカー各社は、DRAMおよびNANDフラッシュメモリの価格上昇の影響を受けています。
Nothingの最高経営責任者(CEO)であるカール・ペイ氏は先月、「2026年発売モデルでは価格引き上げが避けられない」と述べていました。その後もメモリ価格は上昇傾向にあります。
さらに、メモリサプライヤー各社はLPDDR5Xなどのモバイル向けメモリから、AI用途で需要が急拡大しているHBM(High Bandwidth Memory)へ製造ラインを転換しています。その結果、価格高騰だけでなく、必要数量の確保自体も課題になりつつあります。
複数のアナリストが値上げ回避を予想
こうした厳しい状況にもかかわらず、iPhone18 Proシリーズについては値上げの可能性が低いとの見方が広がっています。
これまでミンチー・クオ氏が値上げ回避の可能性を示していましたが、今回新たにジェフ・プー氏も同様の見解を示しました。
発表は半年以上先とみられますが、現時点では「大幅な価格改定は想定されていない」という見方が優勢になりつつあります。
大容量モデルには値上げ懸念も残る
ただし注意すべき点は、「最安モデルの価格は維持される見通し」とされていることです。
仮に256GBモデルの価格が据え置かれたとしても、512GB、1TB、2TBといった大容量モデルについては値上げの可能性が残ります。
NANDフラッシュメモリの価格上昇は、ストレージ容量が大きいモデルほど影響が大きくなります。そのため、販売構成比の高いベースモデルは維持しつつ、上位容量モデルで調整する戦略は十分に考えられます。
Appleの購買力が価格維持を支える可能性
Appleが価格上昇圧力を抑えられると見られている背景には、強い購買力と長期契約による調達戦略があります。巨大な出荷規模を背景に、サプライヤーとの価格交渉力を維持できる点は他社に対する明確な優位性です。
また、iPhoneシリーズが現在の販売好調を維持すれば、部材コスト上昇分を吸収する余地も確保しやすくなります。
iPhoneの“割高感”は今後緩和される可能性
これまでiPhoneはAndroid端末と比較して「割高」と指摘されることもありました。しかし、メモリ価格高騰という外的要因が業界全体に波及している現在、他社も値上げを余儀なくされる可能性があります。
その場合、iPhoneの価格競争力は相対的に改善することになります。最安モデルの価格が維持されれば、市場における心理的ハードルは大きく上昇しないでしょう。一方で、上位容量モデルの価格動向が今後の焦点になると考えられます。
中国のスマートフォンメーカーなど、NANDフラッシュメモリの数量不足を背景に、大容量モデルのラインアップを減らすとの見方もあります。
正式発表まで時間はありますが、Appleの価格戦略は2026年のスマートフォン市場全体の方向性を占う重要な指標になりそうです。
Photo:Apple Hub/Facebook
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone18-600196/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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