MacBook Neoが400万台〜500万台出荷予測〜Appleのシェア増加に貢献

市場調査会社TrendForceは、Appleが先日発売した「MacBook Neo」について、2026年の出荷台数が400万台〜500万台規模になるとの予測を発表しました。

この予測が実現すれば、MacBookシリーズ全体の出荷台数は大きく増加し、AppleのPC市場シェア拡大に一定の影響を与える可能性があります。

MacBookシリーズの出荷台数は2,210万台へ

TrendForceの試算によれば、MacBook Neoが400万台〜500万台出荷された場合、MacBookシリーズ全体の出荷台数は約2,210万台に達する見込みです。

MacBook Neoがシリーズ全体に占める割合は次のように見積もられています。

  • 約18%〜23%

つまり、MacBook Neoは投入初年度からMacBookラインナップの中で一定の存在感を持つ製品になる可能性があります。

TrendForce

出荷台数の増加は160万台にとどまる

ただし、MacBook Neoの出荷台数がそのままシリーズ全体の増加分になるわけではありません。

2025年のMacBookシリーズ出荷実績は約2,050万台とされています。2026年の予測は約2,210万台であり、増加分は約160万台です。

つまり、MacBook Neoの出荷予測が400万〜500万台であるのに対し、純増分は160万台にとどまります。単純計算では、約240万〜340万台分は他のモデルが減少すると考えられます。

影響を受けるのはMacBook Airか

販売台数減少の対象になると考えられるのは、主に次のモデルです。

特に米国市場では、低価格で販売されていたM1搭載13インチMacBook Airがエントリー層の受け皿になっていました。その役割をMacBook Neoが引き継ぐ可能性があります。

平均販売価格の低下リスク

MacBook Neoの導入は、出荷台数の増加につながる一方で、平均販売価格(ASP)の低下という課題も考えられます。

M1搭載13インチMacBook Airを購入していたユーザーがMacBook Neoに移行する場合、価格帯が近いためAppleの売上高への影響は限定的と考えられます。

しかし、MacBook Airの購入を検討していたユーザーがMacBook Neoを選ぶ場合、1台あたりの販売価格は下がることになります。この点はAppleにとって無視できない要素です。

教育市場を狙う戦略モデル

それでもAppleが廉価MacBookの投入を検討している背景には、教育市場の拡大があると見られています。

教育市場ではChromebookが高いシェアを持っており、Appleにとって長年の課題でした。MacBook Neoの投入により、macOSの導入障壁を下げる狙いがあると考えられます。

教育現場でMacBook Neoが広く普及すれば、学生が将来社会人になった際に、上位機種であるMacBook AirやMacBook Proを選ぶ可能性も高まります。Appleにとっては、長期的なユーザー基盤拡大につながる戦略と言えるでしょう。

macOSの市場シェアも上昇予測

TrendForceは、MacBook Neoの投入によってmacOSのPC市場シェアが13.2%まで上昇する可能性があると予測しています。

Windows PCやChromebookが依然として大きなシェアを持つ教育市場において、Appleは出荷台数の拡大とエコシステムの強化を同時に進める戦略を取っていると見られます。

Photo:Apple Hub/Facebook, TrendForce


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