AppleがApp StoreでAIエージェント搭載アプリを模索中

AppleがApp StoreでAIエージェント機能やAIコーディング機能を備えたアプリを正式にサポートする仕組みを設計中であることが、The Informationの報道で明らかになりました。セキュリティとプライバシーの基準を維持したまま、AI機能を許容する方向で検討が進んでいるとのことです。

バイブコーディングアプリ規制が転換のきっかけに

Appleは2026年3月、人気の「バイブコーディングアプリ」のアップデートを一部停止しました。バイブコーディングとは、AIエージェントと自然言語による指示だけで、コーディング経験がほぼなくてもアプリやWebサイトを作れる仕組みのことです。

これらのアプリは、自身の機能や他のアプリの動作を変えるコードの実行を禁じたApp Storeの規約に抵触していいたと言います。

AIエージェントを搭載するアプリも、ツールを使って複雑な動作を自律的に実行するため、従来のApp Storeルールでは想定されていない挙動が発生する可能性が高いとみられます。Appleとしても、開発者やユーザーが求めるソフトウェアのトレンドに合わせて、ルールを見直さざるを得ない状況です。

The Informationによれば、Appleは暴走したAIエージェントによってコンテンツが削除されるといった問題を防ぎつつ、AIエージェントをApp Storeに取り込もうとしているそうです。

新Siriと連携、サードパーティアプリとの統合も視野に

AppleはiOS27でSiriを大幅に刷新する予定で、Googleと提携したカスタムGeminiモデルが頭脳を担う見込みです。新Siriは画面上部から下スワイプで起動する仕組みになるなど、操作方法そのものも大きく変わると報じられています。航空券予約やカレンダー招待といったアプリの機能を新Siriに統合するため、開発者への打診もすでに始まっているとみられます。

ただし一部の開発者は、Appleが将来的に手数料を徴収する可能性を懸念して、連携に慎重な姿勢を見せているようです。Apple側は、提携の初期段階では手数料を課す予定はないと説明しているとのこと。

ChatGPT以外のチャットボットも選択可能に

Appleは、Siriで利用できるチャットボットをChatGPTに限定せず、AnthropicやGoogleなど複数のAIモデルから選べるようにする計画も進めているといいます。Image PlaygroundやWriting Toolsで、現在のChatGPTのようにこれらのAIモデルを利用できるようになる見込みです。

多くのAIサービスは、有料プランへの加入が必要になってきています。App Storeに最近登場した12ヶ月契約の月払いサブスクリプションは、こうしたAIエージェントアプリと相性がよさそうです。年額の割安料金を月々に分割して支払えるため、一括払いは避けたいユーザーにとっては有力な選択肢となるでしょう。

新しいSiriは2026年6月8日のWWDC基調講演で発表される見通しで、AIエージェントアプリに関するApp Storeの方針も同時に示される可能性があります。

Source:The Information
Photo:Apple


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