Appleが2026年4月〜6月期決算を発表!6月期として過去最高を更新

Appleは現地時間7月30日、2026年度第3四半期(4月〜6月期)の業績を発表しました。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、iPhone、Mac、サービス部門に加え、すべての地域セグメントで売上高が前年同期比2桁増となり、6月期として過去最高の業績を達成したと述べています。

Appleの売上高はどれだけすごいのか

2026年4月〜6月期のAppleの売上高1,094億ドル(約17兆5,600億円)純利益298億ドル(約4兆7,800億円)となりました。希薄化後1株当たり利益は2.02ドル(約324円)です。

前年同期は、売上高が940億ドル(約15兆800億円)、純利益が234億ドル(約3兆7,600億円)、希薄化後1株当たり利益が1.57ドル(約252円)でした。

この規模を日本の国家予算と比べると、Appleがわずか3カ月で計上した売上高は、2026年度の日本の一般会計補正後予算約125兆4,200億円の約14%に相当します。純利益だけでも、同予算の約3.8%に当たる計算です。なお、国家予算と企業の売上高は性質が異なるため、あくまで規模感を示すための比較です。

また、期間を91日として単純計算すると、Appleは1日当たり約1,930億円を売り上げ、約525億円の純利益を得たことになります。1秒当たりでは、売上高が約223万円、純利益が約61万円に達します。

前年同期と比べると、売上高は約16%、純利益は約27%、1株当たり利益は約29%増加しました。売上高の伸び以上に純利益と1株当たり利益が増えており、Appleが事業規模を拡大しながら、収益性も高めたことがわかります。

決算説明会では日本にも言及

Appleの2026年4月〜6月期決算説明会では、日本市場に関する数字も明らかになりました。

同四半期の日本における売上高は前年同期比13.4%増となり、2桁成長を記録しています。

13.4%という伸び率は欧州や中華圏には及ばないものの、Appleがすべての地域セグメントで6月期として過去最高を記録する中、日本市場も好調に推移したことがわかります。

またAppleによると、iPhoneは日本で最も売れたスマートフォンモデルになりました。

売上高の約半分をiPhoneが占める

Appleの2026年4月〜6月期決算で目を引くのは、iPhoneの売上高が全体の49.6%を占めたことです。

これにMac、iPad、Apple Watch、AirPodsなどを加えると、ハードウェア部門の割合は約72%に達します。Appleはサービス事業を大きく成長させているものの、現在も売上高の大部分を端末の販売から得ているハードウェア企業です。

これは、ほかの巨大テック企業と比べても特徴的な事業構造といえます。

MicrosoftはAzureを含むクラウド事業やMicrosoft 365などのソフトウェアが中心で、Googleの親会社Alphabetは検索広告、YouTube広告、サブスクリプション、クラウドを主な収益源としています。

MetaもFacebookやInstagramなどの広告が売上高の大部分を占めています。Amazonは物販の割合が大きいものの、主に他社製品を販売・配送する小売事業であり、自社で設計したiPhoneやMacの販売を中心とするAppleとは事業構造が異なります。

Appleは端末を販売して終わるのではなく、iPhoneやMacを入り口として、App Store、iCloud、Apple Music、AppleCareなどから継続的に売上を得ています。

ハードウェア販売とサービス収入を組み合わせた事業モデルが、Appleの強みといえそうです。

クックCEOにとって最後の決算説明会

今回の決算説明会は、クックCEOにとって最後のものとなりました。クック氏は会長職に移り、9月1日付でジョン・ターナス氏が次期CEOに就任する予定です。

ターナス氏は現在、ハードウェアエンジニアリング担当上級副社長を務めており、長年にわたってApple製品の開発を率いてきた人物です。

Appleはサービス部門のさらなる成長を目指しているものの、今回の決算からもわかるように、売上高の約7割は依然としてハードウェアが占めています。ターナス氏のもとで、Appleの製品開発がどのように進化していくのか注目されます。

ターナス氏は、DeadlineのインタビューでCEO就任について、「本当に素晴らしいことです。なんて信じられないようなチャンスなのでしょう。私にとって、これほどワクワクすることはありません」と喜びを語っています。

Appleは最近、株式時価総額でNvidiaを上回り、世界首位に返り咲きました。さらに、時価総額は取引時間中に一時5兆ドルを突破しており、ターナス氏は世界で最も価値の高い企業の一つを率いることになります。好調な業績を維持しながら、Appleをどのような方向へ導いていくのか注目されます。


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