2026年6月7日に創立60周年を迎えたカーメイト。創業当時には革新的だった「オートピロー(現ヘッドレスト)」の開発を起点に誕生し、今なおカー用品にとどまらない多様性のある製品を創り続ける同社の挑戦の軌跡に迫る。
* * *
カーメイトが誕生したのは高度経済成長期真っただ中。日本のモータリゼーションが本格化した1966年。第一号製品となる後付けヘッドレスト、「オートピロー」は創業者で社長(現会長)の村田隆昭さんが自らの経験を基に開発。“むち打ち防止に役立つ”として注目された。「創造」の企業理念のもと、安全と快適性を兼ね備えたモノ創りへの挑戦はいまなお続く。
現在のラインアップはカーアクセサリーにとどまらず、キャリア、ランプバルブ、芳香剤、洗車ケミカル、非金属タイヤチェーン、ドライブレコーダー、ベビー用品など数えきれないほどのジャンルに及ぶ。また、スノーボード用のバインディング「FLUX」はオリンピック選手が使用するなど信頼のブランドとなり、電動モビリティのe-FREEもリリース。カー用品以外の世界でも注目されている。
■1965年/オートピロー

まだクルマにヘッドレストがなかった時代、悪路での首の疲れを和らげる効果を狙って開発した後付けタイプのヘッドレスト。写真は2003年の東京モーターショー向けに製作したレプリカ。
■1966年/カーメイト誕生
■1968年/ストップランプ

現在は標準装備となっているハイマウントストップランプの原型といえるもので、法制化の36年も前に発売。同年に発生した「3億円事件」犯人の偽白バイに装着されていたというエピソードも。
■1970年/ドアミラー

フェンダーミラーよりも映し出す範囲が広く、高速走行に適するよう開発。保安基準を満たし、見た目のよさから若者を中心に大ヒット。国産車にドアミラーが標準装備化される13年も前の発売だった。
■1977年/ドリンクホルダー

ドアに掛けて装着でき、折りたたみも可能なこのタイプはカーメイトが元祖。ZAXシリーズ登場時にラインアップしていたZAX14(写真)は49年後の現在も同じ形状で販売中。
■1983年/カートロニクス スーパーセンサー

業界初の後付けカーコンピューター。最上級機のCX-22(写真)は燃費計や速度計、距離計、温度計、回転計、電圧計などの機能を備え、ディスプレイにデジタル表示を行えた。
■1985年/バイアスロン

非金属タイヤチェーン・国内トップシェアを誇るバイアスロンの初代モデル。翌年には走行性能を改善した2代目、90年には取り付け性を大幅に高めたクイックロックが誕生。
<人気ブランドの誕生、スノボ用品の開発など多様なラインアップ>
■1986年/INNO

1975年からの「ルーファー」、83年からの「シュプール」の後継キャリアブランドとして登場した「INNO」。スキーキャリアからシステムキャリアへと市場のニーズも変化した。
■1986年/RÄZO

ステアリングやペダル、シフトノブなどスポーツ走行に向けたアイテムを展開するレッツォ。グループA、N1耐久、GTなどのツーリングカーレースの実戦を通じて製品を開発。
■1993/FLUX BINDINGS

スノーボード輸入事業としてスタート。海外のバインディングは壊れやすく合わなかった。そこで、「日本人の足に合うバインディグ」を目指し自社開発へ。現在では国内トップブランドを誇る。
■1996年/パープルマジック

業務用だった鉄粉クリーナーを一般向けとして商品化。液剤が紫色に変色するインパクトのある見た目や洗浄力の高さからロングセラーとなった。テレビCMも放映されたアイテム。
■1999年/エールベベ

1986年からチャイルドシート、「マイティ・マミー」シリーズを販売していたが、チャイルドシート法制化に合わせて新ブランドの「エールベベ」を1999年に立ち上げた。
■2004年/Sai・2005年/BLANG

デザイナーズ芳香剤としてヒットした「Sai」はカラーやデザイン違い最大40種類以上を展開。翌年に生まれた「BLANG」は高級感ある見た目とブランド香水を意識した香りが受け、現在でも続くロングセラーとなった。
■2007年/GIGA H.I.D.

5年にも及ぶ開発期間を経て2007年に自社製造のHIDバルブが誕生。09年には独自の二重管構造を持つデュアルクスシリーズを発売。純国産品であることも高く評価された。
■2009年/バイアスロン・クイックイージー

取り付け性の高さにこだわって改良をを続けたバイアスロン。クイックイージーではクイックロックとイージーハンドルにより車両移動をすることなく確実で早い装着を実現した。
■2010年/Dr.DEO

業務用として使われていた安定化二酸化塩素を採用した「ドクターデオ」。香りでごまかさない消臭剤というコンセプトが支持され、ロングセラーブランドへ。製品数も大幅に拡大。
■2011年/DriveMate SafetyCam

同社が蓄積してきたソフトウェア技術を投入して開発したiPhone用アプリ。画像認識で前方車両との車間距離を計測して安全運転を促すもので、他社への技術提供も行われた。
<360度撮影できるドライブレコーダーや次世代モビリティも!>
■2017年/d'Action 360・2021年/d'Action 360D

d'Action360は国内市販品初の360度撮影可能なドラレコとして誕生。オプションユニット接続でアクションカメラとしても使える。d'Action360Dは独自の3カメラ構造で360度映像に加え、鮮明な前後映像も撮影可能。
■2024年/INNO ルーフギアケース720

流行のSUVに似合う無骨なデザインとした新スタイルのルーフボックス。スクエア形状と新構造により約330Lの大容量を実現。縦置き/横置き両方で保管ができ、一人で持ち運べるのも特徴。
■2024年/電動モビリティ「e-FREE」

2023年7月の道路交通法一部改正を受けて発売した特定小型原動機付き自転車。日常の移動手段をよりラクに、スマートにすることを目指したという次世代モビリティ。
■Check!60周年特設サイト

※2026年7月6日発売「GoodsPress」8・9月合併号別冊付録「CarGoodsPress」18-19ページの記事をもとに構成しています
<文/浜先秀彰>
【関連記事】
◆現行プリウスのメーター手前の謎スペース、もったいないから小物置きにしちゃおう
◆キャンパーにも人気のジムニー。だったら内装もアウトドア仕様にお手軽カスタム!
◆iPhoneを自動で位置調整!効率良くワイヤレス充電できる車載スマホホルダー登場
- Original:https://www.goodspress.jp/features/741885/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web
Amazonベストセラー
Now loading...