快適なクルマ旅をするには、車中泊のできるRVパークを利用するのが有効だ。宿泊代を抑えられ、周辺の観光地を訪れるにも機動力が発揮できる。少し離れたスポットを巡る場合、その中間点にあるRVパークを利用すれば、時間の節約になることも間違いないはず。
* * *
<RVパークってなに?>
RVパークとは、車中泊のための施設のこと。余裕のある駐車スペースと24時間利用可能なトイレ、100V電源が使用可能などの条件を満たし、日本RV協会に認定された施設のことをいう。最近、道の駅やサービスエリア、民間の駐車場施設などで車中泊している人のルール違反やマナーなどが問題視されているが、日本RV協会では、安心して快適に車中泊できる専用施設として「RVパーク」の普及、促進に努力している。

<北海道>
■ホテルの敷地内だから安心感が高いのも魅力
「RVパーク にいかっぷ」

襟裳岬などの観光に加え、100万枚を超えるレコードが収集されている「新冠町レ・コード館」の見学に活用すると便利。新冠温泉ホテルヒルズの敷地内にあるため安心感が高いだけでなく、温泉を500円(大人)で利用でき、温水洗浄便座のあるトイレを使える。ここをベース基地にすれば、富良野や支笏湖などへ足を延ばすことも可能。また、春には直線7kmにわたって2000本を超える桜が咲き誇る二十間道路桜並木へは至近距離。
住所:北海道新冠郡新冠町西泊津16-3
1泊3000円~/1台、
ごみ処理:可(無料)
電源の有無:あり(無料)
発電機の使用:不可
ペット:可
利用可能期間:通年(新冠温泉ホテルヒルズの休館日に準ずる)
<栃木県>
■クワガタやカブト虫の多い自然林が周囲に!
「RVパーク 那珂川グリーンヒル」

那須高原や日光連山を遠くに望み、眼下には那珂川の流れがあるという、大自然に囲まれたキャンプ場、那珂川グリーンヒル。敷地面積約9万㎡の広大な土地にはナラやクヌギなどの自然林があり、夏にはクワガタやカブト虫、セミといった昆虫が数多くみられるのが特徴。だからお子さんの夏休みの自由研究を実行するにはピッタリかも。馬頭温泉郷の中心に位置しているので、数多くの温泉を気軽に堪能できるのも魅力。
住所:栃木県那須郡那珂川町小口1702
1泊3000円~/1台、
ごみ処理:不可
電源の有無:あり(無料)
発電機の使用:不可
ペット:可(入館は不可)
利用可能期間:通年(年末年始休業)
<千葉県>
■名産のイセエビやマダコをぜひ味わいたい!
「RVパーク ISUMI Glamping Resort&Spa SOLAS」

大浴場やサウナ、24時間利用可能なシャワーと、グランピング&キャンプ場内の施設だけに整った設備がポイント。いすみ市の名産品といえばイセエビとマダコ。特にマダコはイセエビをエサに育っていて、明石のタコと並んで日本の二大タコと称されるほど。また、近くには朝市や海水浴場で知られる勝浦があるが、東京で39度を超える猛暑日でも勝浦では30度程など、猛暑日を記録したことがないので熱中症のリスクを低減できる。
住所:千葉県いすみ市釈迦谷1610-1
利用料金/要問い合わせ
ごみ処理:可(有料)
電源の有無:あり(無料)
発電機の使用:不可
ペット:可
利用可能期間:通年
<静岡県>
■砂金採り体験のほか西伊豆観光を満喫できる
「RVパーク 土肥金山(TOI GOLD MINE)」

1300年代後半に採掘が始まり、江戸時代と明治~昭和の二度の黄金期には佐渡金山に次ぐ生産量を誇った土肥金山。そんな歴史ある場所に開設されたRVパーク。金坑巡りや砂金採り体験が可能なほか、土肥金山の繁栄を見守り続けてきた山神社には50本の黄金鳥居があるのでぜひ見ておきたい。ここを車中泊場所に選べば、修善寺や天城峠へ楽々アクセス可能なほか、堂ヶ島をはじめとした西伊豆のスポットへ行くのにも便利。
住所:静岡県伊豆市土肥2726
1泊5500円~/1台、
ごみ処理:可(無料)
電源の有無:あり(無料)
発電機の使用:不可
ペット:可
利用可能期間:通年
<山梨県>
■観光地やひんやりスポットが周囲にたくさん!
「FujihokurokuSamoyedBase」

富士山はもちろん富士五湖、忍野八海、青木ヶ原樹海といった観光地が周囲には目白押し。内部の平均気温がどちらも約3度の鳴沢氷穴と富岳風穴も近くにあり、酷暑を避けるヒンヤリスポットととして見逃せない。施設自体はサモエドの看板犬がいるドッグラン。ワンちゃんにやさしい洗剤が用意され、滞在中のドッグラン利用は自由など、ワンちゃんウエルカムなRVパークだ。河口湖ICから約10分と、アクセスが良好なのもいい。
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町小立5244-1
1泊5000円~/1台(追加1台につき1000円。4台まで)
ごみ処理:可(無料)
電源の有無:あり(無料)
発電機の使用:可(22:00~6:00は不可)
ペット:可
利用可能期間:通年(臨時休業あり。ドッグランの営業スケジュールによって時間制限がある場合あり)
<石川県>
■ここでしか見られない幻想的な「もりの雲海」
「RVパーク 萬松園あいうえおの杜」

里山公園「萬松園あいうえおの杜」は、北陸有数の温泉観光地、山代温泉に隣接しており、五十音発祥の地にちなんだ(だから「あいうえおの杜」)自然と触れ合える体験型施設。360mの空中回廊の先に広がるのは「もりの雲海」(ミスト。冬季は休みの期間あり)。ここでしか見られない幻想的な景色を楽しめる。金沢を訪れるにも便利だが、隣の福井県まで足を延ばして曹洞宗の大本山、永平寺や巨大な柱状節理の東尋坊に行くのもいい。
住所:石川県加賀市山代温泉八74-1
1泊3850円/1台
ごみ処理:可(有料。1袋300円)
電源の有無:あり(無料)
発電機の使用:不可
ペット:可(園内一部不可)
利用可能期間:通年(火曜日定休。祝日の場合翌日。年末年始休業)
<京都府>
■京都市内で安く宿泊するならRVパークが狙い目
「kyoto.takao360 RVパーク」

京都のホテル稼働率は相変わらず高く、2025年の平均客室単価は統計開始以来の最高値を更新(京都市観光協会)。そんな京都でリーズナブルに宿泊するにはRVパークが狙い目。この施設は金閣寺や嵐山にも近いのが魅力。そして嵐山トロッコ列車の紅葉は見逃せない。10月下旬から12月下旬まで、ライトアップ&イルミネーション「光の幻想列車」が運行されるが、普段、クルマで出かける人も「この列車には乗らずにはいられない」と人気。
住所:京都府京都市右京区梅ケ畑御経坂町12
1泊3500円~/1台
ごみ処理:可(無料)
電源の有無:あり(無料)
発電機の使用:不可
ペット:可
利用可能期間:通年(4月の三葉躑躅の見頃時期、11月の秋の観光繁忙期は休業)
<兵庫県>
■姫路城までひとっ走りの自然豊かなスペース
「RVパーク COROHIMERIVER」

兵庫・神河町にあるCOROHIMERIVER(カロひめリバー)は「トヨタカローラ姫路」が運営しているアウトドア施設。自然の中に宿泊施設やBBQ場、サウナなどがあり、ファミリーでも楽しめる。すぐ近くを流れる犬見川はホタルが見られることで有名だ。また、峰山高原には映画「ノルウェイの森」や大河ドラマ「平清盛」、「軍師官兵衛」のロケ地があるほか、ひとっ走りすれば姫路城や瀬戸内海の風景に出合える。
住所:兵庫県神崎郡神河町長谷字新田23-2
1泊4000円~/1台(施設使用料大人300円/1名などが必要)
ごみ処理:可(有料。600円/1サイト)
電源の有無:あり(有料。600円)
発電機の使用:可(22:00~翌7:00は不可)
ペット:可(犬2匹までに限る)
利用可能期間:通年(月曜・火曜定休。繁忙期は不定休)
<山口県>
■瀬戸内海の穏やかさを感じてのんびり過ごせる
「RVパーク タヌキの里、向島」

山々と瀬戸内海を一望できる立地が魅力の施設。向島運動公園に隣接しており、同公園は桜の隠れた名所としても知られている。ここをベースにすれば壇ノ浦や巌流島のある下関や、最近は夜景が注目されている北九州までアクセス可能。もちろん厳島神社(廿日市市)や原爆ドームのある広島、千光寺のある尾道にも立ち寄りたい。ちなみにここの島は「むこうしま」、尾道からしまなみ海道に入ったところの島は「むかいしま」。
住所:山口県防府市向島1713-24 Cafe Poppy敷地内
1泊5000円~/1台
ごみ処理:可(無料)
電源の有無:あり(無料)
発電機の使用:可(日没後の利用は控えること)
ペット:可
利用可能期間:通年
<佐賀県>
■磁器の名産地へは至近距離、松原の絶景も!
「RVパーク 天山多久温泉TAQUA」

広々としたラドン温泉の大浴場があるリゾートホテルに併設されたRVパーク。伊万里焼と有田焼という磁器の名産地が近いので、訪れてみたい。また、北の唐津方向に向かえば、三保の松原、気比の松原と並ぶ日本三大松原のひとつ、虹の松原(4.5kmにわたり約100万本のクロマツが群生)へ。標高284mの鏡山には展望台があり、虹の松原だけでなく唐津湾、その奥には壱岐の島影を望めるので、この絶景はぜひ記憶に残したい。
住所:佐賀県多久市北多久町小侍4644-1
1泊3300円~/1台
ごみ処理:可(有料。1袋100円)
電源の有無:あり(無料)
発電機の使用:不可
ペット:可
利用可能期間:通年(定休日:月曜日および施設が定める日)
※RVパークは季節や施設の都合によって閉鎖となっている場合があります。利用する際は各施設へ電話などで確認してください
※2026年7月6日発売「GoodsPress」8・9月合併号別冊付録「CarGoodsPress」30-31ページの記事をもとに構成しています
<文/CarGoodsPress編集部>
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