普段使いできる「ポータブル電源」4選【ニチボ<日常防災>のすすめ】

防災用品を買ってはみたものの、しまい込んで使い方や賞味期限、残量はわからないまま…。それでは「備え」の意味がない! 今回は、普段の生活や趣味の道具として使い倒せる「日常防災(ニチボ)」なアイテムを厳選。暮らしに自然と溶け込み、安心にも直結する賢いギア選びを提案します!

*  *  *

停電時の備えとしてはもちろん、アウトドアや日常の節電にも活躍するポータブル電源。大容量・高出力に加え、急速充電やUPS機能を備え、小型・軽量化も進んでいる。普段使いしやすい一台を選んで、もしもの時に備えたい。

▼ニチボちゃん


「日常から防災を意識して知識やモノを備えておく=ニチボ」という考え方を知ってもらうため、日々活動する防災犬。好きな食べ物は、防災食としても人気の缶詰。夢は防災士になること!

 

「停電が数時間から数日に及ぶ場合、ポータブル電源があれば、照明やスマートフォン、最低限の生活家電などを使い続けやすくなります」

こう話すのは、ガジェットに詳しいライターの井上晃さん。購入する際は容量とAC定格出力を確認したい。小容量モデルは携行性に優れ、照明やスマホの充電向き。1500W以上の高出力なら、ケトルや電子レンジなどの家電も稼働できる。ただし、容量・出力が増えるほど重量も増すため、持ち出しやすさとのバランスが重要だ。

「どんな場合に、どのように使うのかを具体的にイメージしておくことが大切です。また、ポータブル電源は防災用途だけでなく、日常利用も踏まえて検討するのがおすすめです」

防災専用にせず、普段からPCやゲーム機、コンセントから遠い間接照明、キャンプ時の電源として活用しておけば、使い方にも慣れ、いざという時にもスムーズに使えるというわけだ。

<選者の皆さん>

ITライター
井上 晃さん
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスなどを取材。Webメディアや雑誌などに記事を寄稿する。

 

 

防災士/キャンプインストラクター
三沢真実さん
“キャンプのある暮らし”をコンセプトに地球の未来を創造する会社「CAMMOC」合同代表。著書に『ラクして備えるながら防災』(辰巳出版)

 

 

料理研究家
島本美由紀さん
ラク家事アドバイザー、防災士としても活躍。『もしもに備える! おうち備蓄と防災のアイデア帖』(パイ インターナショナル)など著書多数。

 

 

ライター
津田昌宏さん
家電や雑貨など幅広いジャンルのモノに詳しいライター。千葉県在住で、先日の豪雨を経て今まで以上に水害などに対する防災意識が高まっている。

 

 

GoodsPress編集部
古澤健太郎
アウトドア担当。ギアの新作展示会に足を運ぶのがなによりの楽しみ。日本山岳ガイド協会認定・登山ガイドステージⅡの資格も持つ。

1. 人気モデルが小型化し、より使いやすくなって登場

ジャクリ
「Jackery ポータブル電源 1000 New V3」(10万9800円)

1000Wh超の容量と取り回しの良いサイズ感を両立。停電時も電子レンジやドライヤーなどの家電を最低限使いたい人におすすめです(井上さん)

容量1024Whを備え、ACやUSBなど計7ポートから複数機器へ同時給電できる。ACコンセントを2系統に分けて個別制御でき、停電時は0.01秒以内に給電を切り替えるUPS機能も備える。約6000回の長寿命バッテリーを搭載。

▲前モデル比で19%小型化し、重量も約10.6kgに。収納しやすく、必要な場所へ持ち出しやすい

▲定格1500W、瞬間最大3000Wの高出力。電子レンジやドライヤー、IH調理器などにも対応する

2. 着脱式モバイルバッテリー付きで、日常使いしやすい注目モデル

JVC Powered by Litheli
「ポータブル電源 BN-RL410」(実勢価格:5万2800円前後)

コンセントを挿しっぱなしで、自動で満充電に近い状態をキープ。だから本体の充電切れの心配がなく、万が一の時に活躍します(津田さん)

容量385.28Wh、定格出力600Wのスタンダードモデル。約4000回の充放電に対応。停電時には自動で給電を切り替える機能を備える。ポータブル電源ではめずらしい電気製品の第三者認証Sマークを取得しているので安心。

▲独自設計により、コンセントは挿したままでOK。フル充電に近い状態でいつでもスタンバイできる

▲本体の専用スロットで充電できる着脱式モバイルバッテリーが2個付属。スマホの充電や対応家電の電源としても使える

3. 最短56分でフル充電可能で、容量・出力も申し分ナシ

エコフロー
「EcoFlow DELTA 3 Plus」(14万9600円)

家庭用のUPS(無停電電源装置)としても使えるのが特徴。さらに容量が欲しければ、拡張用のバッテリーを追加できるのも◎(井上さん)

容量1024Wh、定格出力1500W(ブースト時2000W)を備え、幅広い家電に給電できる。4000回以上の充放電に対応し、停電時に0.01秒未満で切り替わるUPS機能も搭載。最大5kWhまで容量を拡張できる点も大きな魅力だ。

▲独自の急速充電機能X-Streamと1500WのAC入力により、40分で80%、最短56分でフル充電できる

4. 大容量で省スペースを実現! 停電時も頼れる高出力タイプ

Anker Japan
「Anker Solix C2000 Gen 2 Portable Power Station」(19万9900円)

価格帯は上がるものの、AC定格出力2000Wに対応し、大抵の家電を使えるのがポイント。本格的な備えとして検討したい製品です(井上さん)

2048Whの大容量と定格2000Wの高出力で、停電時も電子レンジや電気ストーブなどを稼働できる。独自の急速充電技術により、AC充電なら約99分で満充電可能。停電時の自動切り替えや最大5120Whまでの容量拡張にも対応。

▲前モデル「Anker 767 Portable Power Station」と比較し、本体サイズを約50%、重量を約40%削減。両側面にグリップ付きで持ち運びやすい

■いざという時も使える「手回し充電」スピーカー

リズム
「CRANKSPEAKER」(実勢価格:1万4800円前後)

手回し充電できるのにデザイン性が高く、日常使いしやすいところがお気に入り。500mlペットボトルサイズで持ち運びもしやすい(津田)

もしもの時も使える、手回し充電ワイヤレススピーカー。Bluetoothスピーカーとして普段使いしながら、非常時はワイドFMラジオ、ライトや時計として使用できる。4000mAhのバッテリーを内蔵し、スマホへの給電も可能。

▲約1分間回した場合、ラジオなら約5分聴くことができる。停電時や避難先で頼りになる一台だ

>> 特集【ニチボ<日常防災>のすすめ】

※2026年9月4日発売「GoodsPress」10月号106-107ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/マルニツタ 監修/井上 晃、津田昌宏 イラスト/アボット奥谷>

 

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