薄軽、小銭入れ付き、高見えしない。旅におすすめなミニ財布3選

海外旅行に行くとき、財布どうしてますか?

近年は中国や韓国のように日本よりはるかにキャッシュレス化が進んている国もあり、そういう国に行く場合はスマホさえあればなんとかなります。ですが、例えばタイやベトナム、マレーシア、インドネシアなどでは、現地の方々はキャッシュレスですが、旅行者は現金が必要なこともあります(クレジットカードを使えるところは増えましたが)。

とはいえ普段使いの財布を、中身そのまま持っていくのは何かあった時を考えるとちょっと怖い。やっぱり海外旅行用の財布を用意しておくのがおすすめです。

先日の東南アジアぶらり旅も含め、ここ2~3年でいろいろ財布を試してみて、これはイイと思ったモノを3つご紹介します。

まず前提として、個人的に思う海外旅行用財布の必須条件を3つ。

①薄くて軽くてコンパクト

現地で使うサブバッグに入れてもジャマにならない、バッグから出し入れしやすいことは、慣れない海外での支払い時には大事です。

②高見えしない

高級な財布を持っていると、お金を持っていると思われて、スリなど犯罪に遭う可能性が高まります。

③小銭入れがついている

タイやマレーシア、インドネシア、香港などではお札以外に小銭もあります(ベトナムはお札だけ)。

この3点に合致して、かつ使いやすかった財布は以下の3つになります。

上から

無印良品「撥水リップストップ ミニウォレット」(1490円)
モンベル「フラットワレット」(2600円)
パーゴワークス「トレイルバンクM」(4180円)

ではそれぞれどういう特徴があるか見ていきましょう。

 

■握れる安心感がある無印良品

【軽さ】★★☆
【小ささ】★★★
【価格】★★★
【使い勝手】★☆☆

この夏の新商品「撥水リップストップ ミニウォレット」。サイズは縦11×幅7.2×厚さ1.5cmと3つの中で最もスリムなカタチになります。

だから握れる。これって意外と安心感があるんです。クレカを入れているとやっぱり財布への警戒度は上がります。そんな時、持つではなく握るだけで安心感は違ってくるものなんです。

そして留め具は面ファスナー(ベルクロ)。いわゆるベリベリ財布ですね。海外に行ってまでそんなこと気にする必要はないと個人的には思っていますが、高級レストランやホテルなどでは使うのを躊躇するかも。

基本構造は3つの中で唯一の三つ折りになります。だからスリムですが、その分、最も厚いとも言えます。

メッシュの小銭入れは外側に付いていて(同シリーズのウォレットは内側)、片側に少しだけマチが付いています。だから開きやすい。海外の見慣れていない小銭だからこそ、確認しやすいのは大事です。

カードポケットは3カ所。予備のクレカを別の場所(別のバッグやホテルのセキュリティボックスなど)に入れておくと考えると、ほとんどの人は3カ所あれば十分事足りるのではないでしょうか。

札入れはシンプル。表地の撥水リップストップナイロンは硬めですが、内側の生地はペラペラでやわらかいので大きく開けるので、小銭と同様、海外の見慣れないお札も確認しやすい。ただしお札が三つ折りになってしまうので、気になる人は要注意。

そして太めのダブルリング付き。カラビナや伸びるストラップを付けてバッグとつなげば、防犯対策になりますよ。

 

■ズボンのポケットに入れてもジャマにならないモンベル

【軽さ】★★★
【小ささ】★★☆
【価格】★★☆
【使い勝手】★★☆

モンベルのミニ財布といえば三つ折りタイプの「トレールワレット」が人気ですが、こちらは二つ折りになります。サイズは縦9.2×幅10.8cm。公式では厚さは記載されていないのですが、名前がフラットとあるようにとにかく薄いのが特徴です。

小銭入れは外側に付いています。片側にマチがあるので、大きく開くのはありがたい。

そして留め具はありません。これは使っていて感じたんですが、閉じて留められるってさほど重要ではない気がするんです。これは構造の妙ではありますが、閉じた状態で置いたときに片側がふわっと持ち上がることがありません(束のようなお札を入れたらさすがにちょっと膨らみますが…)。だからバッグに入れていてもポケットに入れていても、折ったフラットな状態がキープされます。であればそれでいいじゃないかって。

また留めるパーツがない分だけ軽くなり、さらに薄くなります。そう考えると、シンプルなのに本当によくできた財布だなと感じます。

開くと両側にカードポケットが3カ所ずつ、計6カ所あります。横から差し込む2カ所は余裕のあるサイズなので、スキミング防止のRFIDスリーブなどにカードを入れていても出し入れしやすい。

さらに開いた時の下部に硬い芯材が入っています。これはカードの段差をなくすために入れられていて、例えばお尻のポケットに財布を入れていた時に硬い椅子座ると、カードに段差が付いていて、それが原因で割れてしまう可能性があります。それを防ぐための芯材です。

本体自体は本当にやわらかいので、芯材があることでカードを守れるという安心感はあります。

そしてやわらかいことで、札入れは大きく開けます。これも必要なお札を探しやすくありがたいところです。

余計なパーツが付いていないことから、お札、小銭、カードを入れていても、今回紹介する3つの中では最もフラット感があり、ポケットに入れやすい。

ただしこの財布だけ、カラビナなどを付けられるループやリングは付いていないので、その点だけ注意です(トレールワレットにも付いていません)。

 

■普段使いでもストレスなしなパーゴワークス

【軽さ】★☆☆
【小ささ】★☆☆
【価格】★☆☆
【使い勝手】★★★

日本のアウトドアブランド、PAAGOWORKS(パーゴワークス)の登山用財布である「トレイルバンクM」(4180円)。今回紹介する3つの財布の中では、最も大きく重いモノになりますが、重さについてはこの財布でもたったの35g。どれもメイン素材はナイロン製で、正直大差ありません。ほぼ誤差です。

小銭入れは外側に付いています。メッシュになっていて、小銭の視認性は高くなっています。

そして3つの財布の中で最もマチ幅が大きく、ガバッと開きます。小銭の探しやすさや取り出しやすさは一番良いと感じました。

留め具には面ファスナー(ベルクロ)が使われています。斜めになった変わった構造は、片手でも開けるカタチとのことですが、片手で開くには少々コツがいります。実際に使っていたときは両手で開いていました。お札を出したりカードを出したりするときは結局両手を使うし、両手で開くのもさほど手間ではないので、そこはあまり気にならなかったかなという印象です。

内部はカードポケットが4カ所。これだけあれば十分です。さらに…

実は札入れ部分にもポケットが付いています。例えば、隠しポケットのようにカードを入れるでもいいですし、いざというときのために日本円や米ドルのお札を入れておくでもいい。こういうちょっとしたギミックが、アイデア構造のアウトドアギアが多いパーゴワークスならではです。

また札入れは片側がオープンになっているので、大きく開けるようになっています。そのため、お札を押さえるフラップ状の小さなゴム製パーツが付いています。正直これは使いませんでしたが、お札が飛び出しちゃうかもと心配な人にはありがたいのではないでしょうか。

また外側にはカラビナが付いています。無印がダブルリングだったのに対し、こちらはカラビナなので、財布だけでどこかに引っ掛けることも可能。こういったパーツ類にアウトドアブランドらしさを感じます。

実はこの「トレイルバンク」、無印の財布のような三つ折りのSサイズもラインナップしています。ですが、これまた無印と同様に札入れの片側はオープンになっていません。個人的にこの「トレイルバンクM」の最大の利点は、お札を確認しやすいことだと感じています。見慣れないお札から必要なものを必要な枚数だけ出すというのは結構大変です。そういう意味でも、3つの財布の中でも唯一のガバッと開きやすい構造は、価値があると思います。

*  *  *

今回紹介した財布、結論としては以下になります。

無印良品=とにかく小さいモノがいいなら

モンベル=ズボンのポケットに入れたいなら

パーゴワークス=日常使いと旅財布を兼用したいなら

もちろん人それぞれ好みがありますし、旅行先によってどれだけ現金を使うかも変わってきます。機会があれば、実際にお店で手に取って、使用感を確かめてみてはいかがでしょうか。

>> 無印良品

>> モンベル

>> パーゴワークス

<取材・文/円道秀和(GoodsPress Web)>

 

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