「日本文具大賞2026」受賞の傑作アイテムをいっき見せ【秘密基地づくり&趣味ギア ベストバイ】

話題の文具が一同に会す、「日本文具大賞」。今年は「機能」「デザイン」「サスティナブル」「トレンド」の4部門で審査が行われ、時代を映す12アイテムが選出された。文具ファンにはたまらない名作を要チェック!

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<Part.3>
ジャンル別! 趣味ギアカタログ
-日本文具大賞2026-

日本文具大賞2026 審査委員
髙橋正道
「GoodsPress」編集長を経て、現在は本誌ゼネラルプロデューサー。2017年より「日本文具大賞」審査員を務める。デザイン文具好き。

 

 

【第35回 日本文具大賞2026 グランプリ】

■ノートの基本動作をとことん追求した究極の一冊

マルマン
「スパイラルノート ベーシック B5/A5」(770円/660円)

オリジナル筆記用紙が生み出す、心地よいペンの走りが気持ちいい。めくりやすいリング製本や美しいミシン目加工など、技術力が堪能できる(髙橋)

日本で初めてリングノートを製造、発売したマルマンが、「書く・めくる・切り取る」の基本動作を細部まで追求したベーシックノート。サラサラとした書き心地のオリジナル筆記用紙は、アイデアを思いのままに書き留められる。

▲高密度の切り取りミシン目加工を採用することで、スムーズに切り取ることができる。端がギザギザせず美しい仕上がり

▲金属製スパイラルリングと長丸形状の穴により、めくる際の引っかかりを軽減し、フラットに開けやすい

【機能部門・優秀賞】

■ミニ手帳用のリフィルをオリジナルで作れる

カール事務器
「リフィルメーカー 3.5」(6050円)

昨今人気のミニ手帳の直径3.5mmの小さなパンチ穴を美しく開けられるのは、独自のゲージ設計と高精度な金属加工技術があってこそ(髙橋)

ミニ手帳に採用されている3.5mm径の穴を簡単に作れ、お気に入り用紙やダウンロードしたものをリフィルにできるパンチ穴。ハンドロックでコンパクトにでき、かさばらない。

■半分にたためて持ち運びに便利

LIHIT LAB.
「Mutual 二つ折りクリップボード」(1430円)

文房具の「困った」をユニークな機構で解決するLIHIT.LABならではの発想力が光る傑作。文房具の楽しさをアップデートし続ける企業姿勢に敬服(髙橋)

サイドのスライダーを上げるとたためてA5になり、下げるとA4でフラットに。特殊構造で紙を挟んだままたたんでも折り目がつきにくい。カバンの中でも開かないバンド付き。

■金属までも軽々とカットし、水洗いも可能に!

プラス
「フィットカット カーブ 万能チタン」(2530円)

紙も金属も心地よく切れる高度なハサミ技術が「全部入り」した逸品。この価格でこの切れ味、万能感…なんともクールジャパンな文房具です(髙橋)

常に最適な刃の開き角度を保つことができる技術により、根元から刃先まで軽い切れ味を実現。刃全面にチタンコーティングを施すことで水洗いができ、お手入れが簡単。

【デザイン部門・優秀賞】

ボールサインiD シングルは安定の書き心地を生む低重心設計に六角と丸形を組み合わせた軸が手にフィット。ブックチルトはシンプルながら飾るように見せる収納が高評価されました(髙橋)

■書き心地もデザインもより進化

サクラクレパス
「ボールサインiD シングル」(440円)

6色の黒インキにこだわる「ボールサインiD」の最新版。本体に木目調のシボ加工を施すことで凹凸感が加わりグリップ効果がアップ。金属製のクリップは新形状になり、より洗練された。

■本の倒れにくさと魅せる収納を両立

カール事務器
「ブックチルト」(880円)

本体に傾斜をつけることで本の重心が安定し、倒れにくい。本体同士を連結でき、複数並べて使うこともできる。向きを変えれば、お気に入りの本を飾るディスプレイスタンドに変身。

【サステナブル部門・優秀賞】

色変わるメモ帳もSEA SHELL CHALKも、単なる廃棄物の再利用、環境問題への配慮だけでなく、文具としての楽しさ、機能性も評価。高齢者や障がいを抱えるユーザーの声を反映し、形状から考えたキャンパスの消しゴムはウェルビーングな秀作(髙橋)

■“色がバラバラ”カラフルに発想転換

国府印刷社
「色変わるメモ帳」(440円)

チラシなどを印刷する工程で発生する色上質紙の余りを再活用したエコなメモ帳。表紙の一部を透明にすることで、メモを使用するたびに色が変わる仕掛けもユニーク。

■折れにくいから最後まで使える

コクヨ
「キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム」(165円)

消しやすさと耐久性にこだわって主原料から見直し、5年をかけて開発。手の力が弱くても、持ちやすく消しやすい平行四辺形に。スリーブにあるミシン目も最後まで使えるポイント。

■商品本体だけでなくパッケージまでもサスティナブル

日本理化学工業
「ダストレス SEA SHELL CHALK」(220円)

北海道で年間約20万トン廃棄さるホタテ貝殻を主原料に配合したチョーク。従来の石油由来のケースから、ホタテ貝殻粉末を51%以上配合したトレイへとリニューアル。

【トレンド部門・優秀賞】

デジタルデトックス、趣味や推し活のライフログ、シール帳の人気など、世相を反映した3品が見事受賞。なかでもサンスター文具のツマムノはまさに時流に乗って大ヒット中(髙橋)

■つまむと切るを1本で叶える2in1ツール

サンスター文具
「スティッキールはさみ ツマムノ」(935円)

刃先がピンセット形状になったはさみ。指で触れると汚れがつきやすいシール貼りやコラージュを1本で完結できる。本体はスライド式でコンパクトになり、携帯にも最適だ。

■スマホを物理的に遠ざけ、強制デジタルデトックス

ソニック
「デジトックス ザ・ルーティン スマホ用 タイムロックケース」(4950円)

スマホを入れて物理的距離を作る鍵つきケース。緊急解除ができるが、不正利用するとアラームや画面表示でわかる点が優秀。集中したいときや子どものスマホ利用時間管理に最適。

■日々の出来事を楽しく書き留めるための新ブランド

マークス
「ファンログ」(440円~)

スケジュール管理や日記ではなく、その日の健康状態や気持ちを書き留めるライフログが注目されている。そのための手帳や転写ステッカー、付箋など、幅広いアイテムを展開。

>> 特集【秘密基地づくり&趣味ギア ベストバイ】

※2026年9月4日発売「GoodsPress」10月号52-53ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/水浦裕美>

 

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