
新型iPad miniは、iPad mini(A17 Pro)の8.3インチ液晶ディスプレイから、8.4インチ有機EL(OLED)ディスプレイへ変更されると噂されています。
ディスプレイ種別は変わるものの、リフレッシュレートは引き続き最高60Hzに留まる見込みです。
先行して液晶からOLEDへ移行した11インチiPad Proの外寸変化を参考に、新型iPad miniの外寸がどの程度変わるのか予測しました。
OLED化したiPad Proの外寸変化
11インチiPad Proでは、11インチiPad Pro(第4世代)から11インチiPad Pro(M4)へのモデルチェンジで、液晶ディスプレイからOLEDへ変更されました。
外寸は次のように変化しています。
| 項目 | 11インチ iPad Pro(第4世代) | 11インチ iPad Pro(M4) |
|---|---|---|
| 高さ | 247.6mm | 249.7mm |
| 幅 | 178.5mm | 177.5mm |
| 厚さ | 5.9mm | 5.3mm |
11インチiPad Pro(M4)は、前モデルと比べて高さが約0.85%増加し、幅は約0.56%、厚さは約10.17%減少しました。
13インチではなく11インチを比較対象に
13インチiPad Pro(M4)は薄型化の幅がさらに大きくなっています。
ただし、旧13インチモデルはミニLEDバックライトを採用しており、液晶パネルだけでなくバックライト構造の違いも厚さに影響しています。
そのため、液晶からOLEDへ移行した際の変化を見るという今回の目的では、11インチiPad Proのほうが比較対象として適していると判断しました。
新型iPad miniの外寸を試算
現行iPad mini(A17 Pro)の外寸は、高さ195.4mm、幅134.8mm、厚さ6.3mmです。
11インチiPad Proと同じ比率で寸法が変化すると仮定した場合、新型iPad miniの外寸は次のようになります。
| 項目 | 新型 iPad mini予想 | iPad mini (A17 Pro) |
|---|---|---|
| 高さ | 197.1mm | 195.4mm |
| 幅 | 134.0mm | 134.8mm |
| 厚さ | 5.7mm | 6.3mm |
この試算では、新型iPad miniは現行モデルより約1.7mm高く、約0.8mm幅が狭くなり、厚さは約0.6mm減って5.7mm程度になります。
0.1インチ拡大はベゼル縮小でも実現可能
新型iPad miniのディスプレイは、8.3インチから8.4インチへ0.1インチ拡大するとされています。
ただし、ディスプレイが0.1インチ大きくなるからといって、本体そのものを大型化する必要はありません。
新型ではベゼル幅も狭くなると噂されているため、外寸をほぼ維持したまま表示領域だけを拡大することも十分考えられます。
その場合、今回試算した「高さ197.1mm」はやや大きめの予測となり、実製品では現行195.4mmに近い寸法へ収まる可能性もありそうです。
iPad Airでは外寸を変えず0.1インチ拡大
0.1インチのディスプレイ拡大という点では、iPad Air(第5世代)の10.9インチから11インチiPad Air(M2)への変更も参考になります。
このモデルチェンジでは、ディスプレイの公称サイズが0.1インチ大きくなった一方、筐体外寸は変更されませんでした。

つまりAppleは、0.1インチ程度の表示領域拡大であれば、ベゼルや表示領域の調整だけで対応することがあります。
新型iPad miniでも同じ考え方が採用されるのであれば、8.4インチ化による高さや幅の増加はごく小さいか、ほぼ変わらないことも考えられます。
OLED化で薄型化は期待できる?
一方、厚さについてはOLED化の効果が表れやすそうです。現行iPad miniの液晶ディスプレイはバックライトを必要としますが、OLEDは画素自体が発光するためバックライトが不要です。
その分だけディスプレイモジュールを薄く設計しやすくなり、内部スペースにも余裕が生まれます。
11インチiPad Proでは実際に5.9mmから5.3mmへ0.6mm薄型化されており、新型iPad miniでも同程度の変化が実現すれば5.7mm前後になる計算です。
ただし防水化で単純には薄くならない?
新型iPad miniでは、防水性能の向上やスピーカーシステムの刷新も噂されています。防水性能を高めるには筐体の接合部やボタン、USB-C端子などにシール構造を追加する必要があり、内部設計上は新たな制約が生じます。
さらに、スピーカーホールを廃止して筐体やディスプレイを振動させる方式を採用するのであれば、OLED化で生まれたスペースの一部が新しい音響構造に使われることも考えられます。
そのため、iPad Proと同じ10%程度の薄型化がそのまま実現するとは限りません。
現実的には外寸維持で薄型化?
今回の試算では197.1×134.0×5.7mmとなりましたが、実際の新型iPad miniでは高さと幅を現行モデルに近いまま維持し、厚さだけを減らす設計も有力です。
8.4インチ化はベゼル縮小で吸収し、OLED化によるバックライト削減の効果を薄型化へ使えば、携帯性を損なわず表示領域を広げられます。
iPad miniは片手で持ちやすいサイズそのものが製品の大きな特徴なので、Appleが0.1インチの画面拡大のために筐体を大きくするより、現行サイズを維持するほうが製品コンセプトにも合っています。
その意味では、新型の外寸は195mm台×134mm前後を維持しながら、厚さだけが6mmを下回る程度になるのが現実的かもしれません。
新型iPad miniの主な仕様
新型iPad miniでは、次のような変更が噂されています。
- A20 ProとワイヤレスネットワークチップN1を搭載
- セルラーモデルはC1XまたはC2を採用
- 8.4インチOLEDディスプレイ
- 低温ポリシリコン(LTPS:Low Temperature Polycrystalline Silicon)パネルを採用し、最高リフレッシュレートは60Hz
- ベゼル幅を縮小
- フロントカメラを横向き使用時の上部へ移動
- スピーカーシステムを刷新
- 防水性能を強化
OLED化によって画質や薄型化は期待できますが、ProMotionテクノロジーによる120Hz表示には対応せず、60Hzが維持されるとの見方が有力です。
Photo: Apple, Apple Hub/Facebook
- Original:https://iphone-mania.jp/ipadmini-607500/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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