AI求道者たち8人の“超個人的”活動ログ【デジタル&AIギア 完全ガイド】

今やニュースや日常会話で「AI」という言葉を聞かない日はないぐらい急激に日常に浸透しつつある生成AI。そこで、編集部界隈の識者たちはAIとどう向き合い、どう活用しているのかを紹介!

*  *  *

■調べ物から動画制作まで、AIが広げる仕事と趣味

主に使用している生成AIサービス:ChatGPT

仕事ではChatGPTを主に使用。調べ物や文章生成だけでなく、動画を作る際のプロンプト作成にも活用しています。Geminiはまだ試験的ですが、動画制作で使い始めており、今後は利用頻度が増えそうです。プライベートでは、ChatGPTに購入検討の相談をしたり、自分が詳しくない分野(最近だと観葉植物の育て方など)を教えてもらったり。自分のInstagramの雰囲気からイメージイラストを描いてもらうこともありますし、知り合いの誕生日に渡すステッカーのデザインを作ってもらったことも。

<生成AIを使うメリットは?>
とにかく仕事に関連する調べ物に関しては時短になりました。ネットで何かを調べるときも、さまざまな方向からリサーチしてくれるし、資料化もしてくれます(インナーの資料でとどめていますが)。

TTR Director
寺井仁宣さん
ファッションの周辺をうろうろしながら、企画したり、撮ったり、つくったり。古いものと新しいもの、真面目とくだらなさの間にある「なんかいい」を日々探している。

 

 

■AIと家電の最前線で編集の未来を切り拓く!

主に使用している生成AIサービス:ChatGPT

※掲載用に一部加工したイメージ画面です

一次情報の取得や事実確認、最終的な品質判断は自分で担い、AIには情報整理や下準備、定型作業を分担させています。取材前にはメールやカレンダー、過去資料を横断して質問案を作成し、取材後は文字起こしや写真、メーカー資料をもとに記事を制作。さらに、案件ごとの締切管理や返信待ちの整理、発表会の参加登録の管理までまでAIと連携して進めています。最近では、記事のWordPress入稿や動画化の自動化にも着手しており、「AIに仕事を頼む」のではなく、AIとともに「仕事の仕組みそのものを作る」段階に入っています。

<生成AIを使うメリットは?>
単なる「時短」以上に、自分ひとりでは扱いきれなかった量の情報や仕事を同時に動かせるようになったこと。取材資料の読み込み、記事構成、校正、メール、スケジュール管理などをAIと分担することで、自分は「何を取材するか」「どこが面白いのか」「どこまで品質を上げるか」といった判断に集中できるようになりました。ひとりで働いている感覚から、小さな編集部を率いている感覚へと変わりつつあります。

家電スペシャリスト、All About 家電ガイド、AI Creative Editor・Director・Producer
滝田勝紀さん
モノ情報誌の編集者を15年以上務め、「デジモノステーション」編集長などを歴任。現在は家電スペシャリストとして多数の媒体で執筆・企画する一方、AIを活用した次世代の編集・制作体制を構築中。

 

 

■Claudeを軸にライティングの制作フローを効率化!

主に使用している生成AIサービス:Cluade

スケジュール確認(メールチェック)やSNS運用のアイデア出し、投稿内容の整理、原稿の構成要素の整理、見出し作成、取材文字起こし、記事の校正まで、幅広い工程で活用しています。作業の前後を含め、編集フロー全体を支える存在になっています。

<生成AIを使うメリットは?>
仕事の“下準備”が大幅に減りました。調査や構成整理、文字起こしなどにかかる時間が短縮されたことで、その分を新しい企画づくりや深い検討に充てられるようになり、より集中して仕事に取り組めるように。

デジタル&家電ライター
コヤマタカヒロさん
デジタルガジェット、白物家電を専門分野として、多くの雑誌やWebなどで執筆や監修を行う。また、家電メーカーの製品開発、PR戦略に関してのアドバイザーなども務める。

■海外展開の負担をAIが軽減し、作品づくりに集中!

主に使用している生成AIサービス:Claude Code

海外向け動画の字幕制作にClaude Codeを活用。日本語のSRT字幕を渡すと、単なる直訳ではなく、各言語の語順や文章の長さに合わせて字幕の区切り方や表示量まで調整してくれます。以前は言語ごとに外部アプリで修正していましたが、今は対象国を指定するだけでまとめて任せられ、その国の視聴者に伝わりやすいタイトル案まで作成可能に。海外展開にかかる手間が大幅に減りました。

<生成AIを使うメリットは?>
映像制作は、撮影や編集だけでなく、素材探しや設定確認、過去データとの比較など、裏側の作業に多くの時間がかかります。AIに手伝ってもらうことで、自分は「どの映像を使うか」「どう見せるか」といった作品の中身に集中できるように。結果として構成を練ったり、別の見せ方を試したりする時間をより多く確保できるようになりました。

映像作家・YouTuber
こみあげさん
ポルトガルを拠点に活動する映像作家。家族との旅や暮らしを題材に、映像制作、製品レビュー、企業コンテンツなど幅広いジャンルの作品を手がける。

 

 

■AIが長尺動画を整理し、英語学習を続けやすく!

主に使用している生成AIサービス:Gemini Notebook(旧NotebookLM)

YouTubeで英語ネイティブ話者が発信している英語学習VlogのURLをGemini Notebookに読み込ませ、動画内に登場する単語・イディオム・フレーズを整理してもらっています。それらをもとにオリジナルの問題集を自動生成してもらうことで、視聴だけでは身につきにくい表現を体系的に復習できるようになりまし
た。自分専用の学習ノートを作る感覚で使っています。

<生成AIを使うメリットは?>
英語学習系のVlogは20〜30分と長いものが多く、リスニングには良い一方で、深く学ぶには視聴とメモの両方に時間がかかります。そこまで熱量が高くない自分にとって、仕事と並行して学習するにはハードルが。生成AIでリンクから問題集を作れるようになり、復習の負担が減ってモチベーションが上がり、学習を続けやすくなったと感じています。

ITライター
井上 晃さん
スマホやスマートウォッチを軸に新製品やサービスを追う。普段使いの生成AIサービスはChatGPT、Gemini、Claudeの無料アカウントに落ち着いた。高度な自動化まで背伸びせず、用途を絞って活用するスタイル。

 

 

■スマートウォッチ録音とAI要約で、取材効率をアップ!

主に使用している生成AIガジェット:Amazfit T-Rex 3

Amazfit T‑Rex 3はスポーツ志向のスマートウォッチですが、スポーツや健康管理ではなく、取材や打ち合わせ時のICレコーダーとして使っています(内蔵AIではなく録音機能を活用)。常に身につけているため忘れ物の心配がなく、音声操作向けのマイクも搭載されているので録音精度も十分。録音した音声はGemini Notebookに読み込ませて文字起こしし、要約まで任せています。「スマートウォッチで録音→Gemini Notebookで整理」という流れが非常に便利!

<生成AIを使うメリットは?>
取材時のメモ書きの手間が大きく減りました。立ち話や移動しながらの取材でも確実に記録を残せるため、記事執筆の負担が軽くなっています。録音と整理をAIに任せることで、内容の確認や構成に集中できるように。

AV評論家
折原一也さん
1979年生まれ。PC系出版社編集職を経て、AVライター/評論家として専門誌やWebで執筆。2009年よりVGP審査員・ライフスタイル分科会副座長。

 

 

■AI補完でレタッチ負担を軽減し、作品づくりに集中

主に使用している生成AIサービス:Photoshop・Lightroom

カメラマンという職業柄、撮影した写真の修正や合成に生成AIを活用しています。おもに使用しているアプリケーションはPhotoshopとLightroomで、AIによる補完や生成塗りつぶしなどの機能を中心に使っています。

<生成AIを使うメリットは?>
昼のシーンを夜に変える、足りない背景を自然に延ばすなど、従来は時間のかかっていた作業を効率的に行えるようになりました。撮影後のレタッチ工程が短縮され、仕上がりの幅も広がっています。

フォトグラファー
湯浅立志さん
雑誌、広告、Webなどで、モデル撮影から商品撮影まで幅広く手がけるフリーカメラマン。

 

 

■AIが壁打ち相手となり、企画と執筆の生産性を底上げ

主に使用している生成AIサービス:ChatGPT

おもに企画や原稿執筆に活用しています。自分の仕事の傾向や文章の癖、性格まで学習しているため、生成される内容の精度が日々向上している実感が。モデル自体の性能向上もありますが、パーソナライズの影響は小さくありません。ほかにも、スケジュール機能を使って投資関連ニュースを毎朝ピックアップさせたり、仮想の秘書としてタスク管理を任せたりと、仕事の周辺業務にも幅広く役立てています

<生成AIを使うメリットは?>
同じ量の作業でも、作業時間が確実に減りました。全幅の信頼を置くほどではないものの、気兼ねなく相談できる“壁打ち相手”ができた感覚です。企画の検討や文章の方向性を整える際に、ひとりで考え込む時間が減りました。

テクニカルライター
畑野壮太さん
PC、ガジェット、AI、DXなど幅広いジャンルで執筆。生成AIはChatGPT Plus(月額20ドル)を長く使ってきたが、Work版の利用上限の都合で、現在は月額100ドルのProプランを検討中。

 

 

 

>> 特集【デジタル&AIギア 完全ガイド】

※2026年10月6日発売「GoodsPress」11月号50-51ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/GoodsPress編集部>

 

【関連記事】

◆動画撮影がさらにスムーズかつプロ仕様に。DJIのAI搭載最新型マイク「Mic Mini 2S」
◆AI搭載!? いよいよBluetoothスピーカーもここまで来た。音楽鑑賞でも演奏でも活躍するJBLの新作
◆ついにVAIOもCopilot+ PCに!作業効率が爆上がりする新モデルの実力とは?


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA