腕時計というカテゴリーにガジェットという新たな要素を持ち運んだスマートウォッチ。実は誕生してからおよそ10年が経過しました。この10年での進化も大きく、利便性や実用性の向上には目を見張るものがあります。時刻を確認するという時計の役割を遥かに超える、身近で頼りになる小粋なガジェットだけにその魅力を知らないのはもったいない! そこで今回、機能性にフォーカスを当てたおすすめスマートウォッチを紹介します。
■まだ未使用の人こそ使ってほしい。スマートウォッチの恩恵は思っている以上に大きい
スマートウォッチというジャンルが確立するきっかけとなった初代「アップルウォッチ」の発売から10年が経過し、現在ではその機能性はより豊かに、そしてより高度に進化しています。シーン毎のユーザーの確立やさまざまなメーカーが自社の特色を打ち出すことにより、近年では機能の指向性がはっきりとしたモデルが発表される傾向にあります。
おそらく皆さんの中には「腕時計はしない」「アナログがいい」というスマートウォッチに馴染みのない人もいるかと思いますが、実は皆さんのような人たちにこそスマートウォッチは最適化されてきています。求める機能や欲しい利便性にハマれば、きっとなくてはならない存在になるはずです。
■目的別にチェック! 今、狙いたいスマートウォッチ9選
大人にとって最適化されてきているスマートウォッチとはなんなのか、今回は大きく「ビジネス」「アウトドア」「ヘルスケア」という3種類の目的別に分けておすすめの機種を紹介します。仕事から趣味、そして健康と多くの人のライフスタイルの琴線に触れるようなモデルをピックアップしました。
■ビジネスの相棒にもってこいなスマートウォッチ3本
最も小さなデバイスとして、ビジネスにおいても有能な働きを示してくれるスマートウォッチたち。パソコンやスマートフォンとの連動はもちろん、独立での連絡手段やスケジュール管理が万全な機種も続々と増えています。また、ビジネスの装いにもフィットする外観のスタイリッシュさにも注目したスマートウォッチたちを刮目あれ。
1. 高水準かつバランスに優れた機能が魅力の大定番
アップルウォッチ
「Apple Watch Ultra4」(14万2800円~)

日本におけるシェアNo.1を誇るスマートウォッチの王道「Apple Watch」。その最新作であり、高性能かつ長時間のバッテリー保持を実現したのがこの「Ultra4」です。Appleのほかデバイスとの親和性や互換性の高さはビジネスにおいても有用で、それだけでなくワークアウトやアウトドアスポーツでの機能性も高い水準で確保しています。いわばスマートウォッチに欲しい機能をチャート化した際にすべてがハイレベル、そんな万能性に優れた1本です。

ビジネスでの実用性としては、通話やメッセージなどの連絡手段としてはもちろんですが、やはり「Mac」や「MacBook」、「iPhone」、「iPad」といったApple製品との軽快な共有性が挙げられます。加えて、今作より新しいSiri AIを搭載。あらゆる知識と使用者のパーソナルコンテクストを活用するため利便性はさらに向上しています。さらに、バッテリーも通常使用で最大50時間(低電力モードで最大84時間、「長時間のワークアウト(最大)」での記録で最大45時間)を確保。充電を気にかける必要が大きく減少している点も魅力です。
>> Apple
2. 高級腕時計由来の高揚感も携えられる洗練された1本
タグ・ホイヤー
「TAG HAUER Connected Calibre E5 40mm」(25万8500円)

タグ・ホイヤーが誇る優れた時計製造のノウハウと最先端のデジタル技術をシームレスに融合して誕生した「Connected Calibre」シリーズ。初代モデルの「Connected」はスマートウォッチ黎明期である2015年誕生と実は歴史が深く、今作はその第5世代に当たります。サテンとポリッシュ仕上げを施したステンレス製のケース&ブレスはほかのスマートウォッチにはない、同社らしいスタイリッシュさと高級感を与えます。この外観がビジネスシーンへの親和性の高さを物語っています。

今作では初めて自社開発によるタグ・ホイヤーOSを搭載。独自のユーザーエクスペリエンスとインターフェースを備え、スムーズで没入感のある使用感を実現しています。通話管理や音声アシストをはじめ心拍数や睡眠管理、ゴルフやランといったスポーツへの機能性にもこだわっています。デバイス由来が多いスマートウォッチの中で腕時計メーカー、ましてや名匠タグ・ホイヤーを身に着ける高揚感を味わえる点もポイントでしょう。
>> タグ・ホイヤー
3. クラシックな外観を目指してビジネスに最適化
Samsung
「Samsung Galaxy Watch8 Classic 46mm」(8万2900円~)

Samsungが手掛けるスマートウォッチ「Samsung Galaxy Watch」シリーズは2026年に「Samsung Galaxy Watch9」と「amsung Galaxy Watch Ultra2」が立て続けに発売されており、その機能性の高さでファンを得ています。今回は大人のビジネスシーンをテーマに、「Watch8 Classic」をレコメンド。本モデルは“クラシック”という名に表れているように、伝統的な腕時計のクッションデザインをケースに採用。レザー見えするハイブリッドバンドとの組み合わせで、スーツにもよく合うルックスを実現しています。

機能も充実しており、アンドロイドスマートフォンの専用アプリとリンクすることでランニングやワークアウト、日常の健康まで記録できます。また、AIにはBixbyやGoogle Geminiを搭載しており、メールの要約や指定の人物へのメッセージ送信など手が離せない中でのサポートにも秀でているのが特徴。バッテリーも最長40時間と安心して1日中着けられるので、アンドロイドユーザーのビジネスパーソンにうってつけの1本です。
>> Samsung
■スポーツシーンやアウトドアシーンでも頼もしいおすすめ3本
スマートウォッチが定着し始めたころから特異性を持たせた機種に付属されてきたアウトドアやスポーツに特化した機能。ゴルフや登山などの専門的な機能をはじめ、日常的なワークアウトを管理するコーチングなど、体を動かす趣味があるならこのカテゴリーの1本がおすすめです。
4. ランナーに向けた本格ファンクションを搭載
ファーウェイ
「HUAWEI WATCH GT Runner 2」(5万4780円)

「GT」シリーズは本格的なスポーツ計測や健康管理機能、そして長時間のバッテリー駆動を備えたファーウェイのウエアラブルデバイスの主力ライン。今作は中でも“ラン”に特化した仕様で多くのランナーから支持されているモデルです。100種類を超えるワークアウトモードを搭載しているので、ランニングだけでなくサイクリングや水泳、ゴルフやフリーダイビングといったほかの趣味やトレーニングも網羅できるため、体を動かすことが好きな人にピッタリです。

本モデルの個性といえば、プロのランニングチームの協力によって誕生したスマートトレーニングモードとスマートマラソンモードが挙げられます。エリートランナーのトレーニングノウハウを取り入れ、正確なデータ測定と専門的な分析、そして最適なトレーニングプランまで提供してくれます。また、ランニング時も現在のペースや理想ペースをリアルタイムで表示。手元で管理してくれるコーチのような役割を担ったデバイスです。
>> HUAWEI
5. MIL規格準拠のタフな設計でアウトドアの相棒に
ガーミン
「Instinct 3 AMOLED 45mm-Black」(7万9800円)

アメリカ国防総省が定めるMIL規格準拠の「衝撃落下」「高温/冷凍」「防水」「腐食」のテストをすべてクリアした、過酷なアウトドア環境下においてもタフな使用が可能なガーミンの「Instinct」シリーズ。本モデルはシリーズ初となる色鮮やかなAMOLEDディスプレイ採用しており、日常でもより使いやすくなった1本です。また、通常使用であれば一度の充電で約18日稼働という長時間のバッテリー駆動も大きな魅力となっています。

コンパスや気圧高度計、マルチGNSSなどのセンサーを利用した目的地までのナビゲーション機能を搭載。これにより登山などの自然下でのアクティビティに大きな利便性を発揮します。加えて、光学式心拍計やストレスレベルの計測、血中酸素トラッキングといった健康に関わる記録やサポートまでも充実。スマートウォッチはアナログ時計以上に繊細に扱わないといけないと思っていた人にとっては目からウロコ、なんならガシガシと使えるのでアウトドアの“相棒”としてぜひ。
>> GARMIN
6. 180種類以上の豊富なスポーツモードが魅力
アマズフィット
「Amazfit Balance 3」(6万3800円)

ランニングとファンクショナルトレーニングを組み合わせた世界的なフィットネスレース「HYROX」。日本国内でも開催される今急成長中のレースイベントです。その公式ウェアラブルパートナーのAmazfitが手掛けている、超本格的なスポーツスマートウォッチがこちら。存在感のある見た目ながらも軽量化されたくり抜き構造のデザインを採用しており、その着け心地は軽快です。また、スタイリッシュな外観がスポーツシーンに限らず日常にも寄り添ってくれます。

独自のZeppアプリをスマートフォンに取り入れることで、トレーニングの管理や日常の健康管理が行えます。対応デバイスがアンドロイドとiOSの両方に対応しているのも嬉しいポイント。最大の魅力であるスポーツモードは180種類を超える豊富さを誇り、なかでも公式パートナーを務めるHYROXのモードが搭載されていることにも高い優位性を感じさせます。それだけに「HYROXに挑戦するなら必須!」と言われるほどユーザーの満足度が高い仕上がりになっています。
>> Amazfit
■いつでも健康管理をしたい! それならこの3本はいかが?
年齢を重ねてくるとやはり気になるのが健康です。先程のアウトドアスポーツ機能に近いですが、より本質的なウェルネスやヘルスケアに機能性が万全なモデルを3本セレクトしました。カロリー計算や睡眠管理、適切な食事メニューの提案などを教えてくれる身近な先生のような役割を担います。
7. 有名NBA選手の知見を反映したウェルネス仕様
グーグル
「Google Pixel Watch 5」(6万2800円~)

その可愛らしい流線型と高性能のヘルスケア機能で男女問わず支持されているのがこの「Pixel Watch 5」です。ドーム型ディスプレイには傷の付きにくいGorillaガラスを採用し、ピーク輝度3000ニトで晴天時の屋外などでもしっかりとした視認性を確保。また、IP68準拠の防水・防塵性能を備えているため、見た目の可愛さとは裏腹に精密かつ頑丈に設計されており、日常だけでなくワークアウトにも最適な1本です。

本モデルの最大のウリはGoogle Healthアプリによる日々の健康管理やフィットネスデータの一元化とGeminiを介したパーソナルなコーチングにあります。Google HealthはNBAのステフィン・カリー選手と専門家チームによる知見を反映させたアプリケーションで、「Pixel Watch 5」を通じてストレスレベルや心拍数、血中酸素や睡眠の質など健康に関するデータを記録でき、1日の始まりにはその日の健康指標やエナジースコア、睡眠情報などをまとめた詳しい情報を手元で視認することが可能です。
8. 高度な健康モニタリングを手頃な価格で提供
シャオミ
「Xiaomi Smart Band 10 Pro」(1万1800円~)

その高いコストパフォーマンスでデバイスをはじめガジェット全般でその名を轟かせるXiaomi。スマートウォッチではより全方向への機能性を充実させた「Xiaomi Watch」もありますが、ここではより気軽に健康への意識を求めた「Smart Band 10 Pro」をセレクト。今作は厚さわずか9.7mmの超薄型ボディに1.74インチのAMOLEDディスプレイを搭載。着用のストレスを可能な限り最小限にしたうえで、しっかりとした視認性を持たせたこだわりの一品です。

新しいPPGモジュールによる正確な心拍数測定や、HRVモニタリングを活用した詳細な睡眠記録など充実した健康管理機能でわずかな変化も捉えられます。特に、睡眠については専門機関との共同開発したアルゴリズムを採用するほどの力の入れよう。また、スポーツモードは150種類以上と豊富で、運動面においても盤石な設計に。これだけ詰まっていて1万円台という圧倒的なコスパの良さだけに、手軽にスマートウォッチを取り入れたい人や初めて導入する人におすすめしたい1本です。
>> Xiaomi
9. 健康志向に届けるシャープ初のスマートウォッチ
シャープ
「からだメイトWatch」(5万9400円~)

シャープが初めて手掛けたスマートウォッチとして話題となっている「からだメイトWatch」。健康に対する機能は当然のように搭載されている数あるスマートウォッチの中で、同社が求めたのは“食”。今作が生まれた経緯の中に、健康管理における食事記録だけが手入力という煩わしさがあったそう。どうにか食事を自動的に管理・把握できないかと追求した結果としてこのモデルが誕生したとのことです。

生体データの解析に強みを持つHEALBE Corporationの特許技術FLOWTMテクノロジーを活用して開発したことで、体内における水分の移動や糖の変化から摂取カロリーの自動計測と記録を実現。また、活動量などから消費カロリーを算出することで日々のカロリー収支を簡単に把握できるように。加えて、専用アプリ「からだメイト」と連携することで計測データを元にした管理栄養士監修のアドバイスやおすすめメニューまで提案してくれるスグレモノ!
>> シャープ
<構成/手柴太一(GoodsPress Web) 取材・文/小林大甫 写真/坂下丈洋>
【関連記事】
◆おしゃれな人はどんな腕時計を着けているもの? ファッション業界人の腕時計着けこなしスナップ
◆なぜ、こんなにロレックスに惹かれるのか? 時計ライターが専門店を始めるほど惚れ込む、その魅力とは
◆旬顔筆頭の2種、どちらを選ぶ? 落ち着いた雰囲気の“クラシック”か、武骨さ溢れる“ラグスポ”か
- Original:https://www.goodspress.jp/features/753234/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web
Amazonベストセラー
Now loading...