AppleがAirPods Pro、Apple Watch用チップ、iPod touchなどの製造を担当するサプライヤーを2020年中に組み替える、と著名アナリストが予測しています。
AirPods Proの製造体制を強化
Apple関連の予測で知られるTF International証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が、製品の組み立てを担当するサプライヤーの再編に関する予測を投資家向けメモで発表しました。
クオ氏によると、AirPods Proの製造を担当するサプライヤーとして、従来のLuxshare Precisionに加えて、2020年前半にGoertekが追加され、現在の供給不足が改善に向かう見込みとのことです。
AirPods Proは、発売直後から世界的に品薄が続いており、本稿執筆時点でも配送予定は約1カ月後と案内されています。
Apple Watch用チップやiPod touchの製造担当も再編
Luxshareは、2020年の「Apple Watch Series 6」に搭載されるSシリーズチップの製造担当をQuanta Computerから引き継ぐだろう、とクオ氏は予測しています。
同氏のメモでは、2020年中にBYD Electronicが、Quanta Computerに代わってiPod touchの製造を一社で担当するほか、iPad(Wi-Fiモデル)の10%〜20%を製造し、この計画が順調に進めば2021年以降はBYD Electronicによる供給割合がさらに増えるだろう、とも予測されています。
この情報を伝えた米メディアiMoreは、「Appleがこの数年、力を入れていないiPod touchの製造体制を変更するのは興味深い。何か、変化があるかもしれない」とコメントしています。
ベトナムでのAirPods Pro生産体制強化の情報も
2019年末には、AirPodsシリーズの製造を担当するGoertekとLuxshareが、生産体制強化のため、ベトナムで数億ドル規模の資金調達を行っている、とThe Informationが報じています。
Source:MacRumors, iMore
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-270938/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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