Patently Appleの2月11日付の報道から、AppleはApple Watchを装着した手首の動きで操作する機能を実装する特許を、同日付けで米国特許商標庁(USPTO)より認可されたことがわかりました。
特許の概要
この特許は現在、画面をタップしたり、デジタルクラウンを回して行っている操作を、Apple Watchを装着した手首の動きだけで行えるようにするものです。手首の動きはApple Watch内の傾きセンサーと、背面の生体センサーで検出されます。
拳を握りしめた際の筋肉の動きや、手首を傾けるなどの動作をこれらのセンサーが検出して設定された応答を行います。
特許の使用例:電話着信への応答
電話が着信した場合には、拳を強く握りしめることで着信応答が可能になります。この時、内部のセンサーは筋肉に強い力が働いたことを検出しています。
一時的に強く握りしめただけの動作には反応しません。強く握りしめた状態で着信応答アイコン周囲のリングが、時間の経過とともに一周するまで握り続けると着信応答の動作に移ります。こうすることで、食事中に箸でしっかり握ったなどの一時的な動作と区別します。
特許の使用例:メールへの返信
メール着信時の応答は、拳を握った状態で手首を上下に傾ける動作で行います。メールが着信したら拳を強く握ると、「返信する」、「返信しない」の選択画面が表示されます。この選択画面が表示された状態で手を開き、手首を上下に傾けることで次の動作を選択します。
AppleはApple Watchについて、デジタルクラウンに指紋認証センサーを搭載する特許や、デジタルクラウンをタッチセンサー式にする特許も申請しています。さらなる普及に向けた使い勝手の向上や改良が期待されます。
Source:Patently Apple
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-273984/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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