スマホ決済を普段から利用している人は約30% 2019年夏から12%増加

スマホ決済
 
MMD研究所は2月27日、「2020年2月 スマートフォン決済に関する実態調査」の結果を公表しました。調査は18歳から69歳の男女35,000人を対象に、2020年1月27日〜1月30日にかけて実施されています。

スマホ決済を普段から利用している人は約3割

調査対象者35,000人に普段の支払い方法を聞いたところ(複数回答可)、トップは「現金(89.0%)」、次いで「クレジットカード(72.8%)」、カード型の電子マネー(47.6%)、スマホ決済(28.6%)、デビットカード(7.9%)でした。
 
2019年8月時点と比べて、現金は1.5%減ったのに対して、スマホ決済は12.2%増加しています。
 
普段の支払い方法
 
年代別では、10代を除くすべての年代で現金の利用が9割を下回りました。
 
普段の支払い方法(年代別)
 
スマホ決済は、2019年8月と比べて10代を除くすべての年代で10%以上増加しています。
 
普段の支払い方法(スマホ決済の伸び率)

QRコード決済を2019年から利用開始した人は6割超

普段からスマホ決済を利用している人を対象に、いつから使い始めたのかを聞いたところ、QRコード決済サービスは「2019年10月〜12月」が最多となり、非接触決済サービスは「2017年より前」が最多でした。
 
2019年10月からは政府によるキャッシュレス還元事業がスタートしており、これがQRコード決済サービスの利用者増加につながったと考えられます。
 
スマホ決済を利用し始めた時期
 
スマホ決済の利用開始時期を年別に分けると、64.9%がQRコード決済を2019年から利用開始しています。
 
スマホ決済を利用し始めた年

iPhoneではApple PayのSuicaが最も利用されている

iPhone、Androidスマートフォン別に、各スマホ決済サービスに会員登録後の利用状況を聞きました。
 
iPhoneにおいては、会員登録後に最も利用されているのは「Apple PayのSuica(78.4%)」、次いで「PayPay(77.6%)」、「iD(71.6%)」でした。
 
Androidでは「PayPay(75.9%)」が最多で、次に「Suica(75.5%)」、「楽天Edy(72.4%)と続いています。
 
iPhoneでよく使われているスマホ決済サービス
Andoidでよく使われているスマホ決済サービス

1日1回以上スマホ決済を利用する人は約20%

普段からスマホ決済を利用している人に利用頻度について聞いたところ、「1日1回以上」と回答した人はQRコード決済利用者が18.3%(2019年8月から4.7%増)、タッチ式・非接触決済利用者は21.2%(2019年8月から4.7%増)でした。
 
スマホ決済を利用する頻度(QRコード決済サービス)
スマホ決済を利用する頻度(非接触決済サービス)

スマホ決済を最もよく利用する場所はコンビニ

普段からスマホ決済を利用している人に、どこで利用しているかを聞いたところ、トップはコンビニエンスストア(79.4%)、次いで「ドラッグストア(53.7%)」、「スーパー(44.7%)」でした。
 
スーパーでの利用頻度は、2019年8月と比べて16.1%の大幅な増加となっています。
 
スマホ決済を利用している場所
 
 
Source:MMD研究所
Photo:photo AC-しばいぬだいすき
(kotobaya)


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