これまではモバイル端末向けに主に搭載されてきたARMアーキテクチャベースのチップが、Macに近々採用されるとの噂が飛び交って久しいですが、早ければ2020年第4四半期(10月〜12月)から2021年第1四半期(1月〜3月)にもARMチップ搭載MacBookが発売される、とAppleサプライチェーンに独自の情報筋を持つ著名アナリストのミンチー・クオ氏が予測しています。
省電力ながらパワフルなMacBookが実現か
今回のクオ氏のARMチップ搭載Mac登場の予測には、デバイスのスペック情報などは含まれておらず、発売時期のみが言及されるにとどまっています。
先日、Appleの元製品担当社長ジャン=ルイ・ガセー氏が、ARMアーキテクチャのパフォーマンス性能を最大限に追求した場合、「計算処理能力はIntel XeonのCPUに匹敵するものの、消費電力は約半分で済む」と述べており、ARMチップが搭載されたMacは、高パフォーマンスながら省電力のデバイスとなることが伺えます。
全体の生産コストが下がる可能性
クオ氏は今年の2月末に、Appleは今後12カ月〜18カ月の間に5nm(ナノメートル)プロセスルール生産のチップを使用し始め、2021年上半期のMacに自社製プロセッサを搭載するとの予測を発表しましたが、今回の予測では早ければ2020年第4四半期と、デバイスの発売時期が若干早まっています。
AppleのMacチップの内製化は、iPhone、iPadや、その他のApple製品に使用されるAシリーズを始めとするチップのデザインの知識をもとに行われると推測されています。
Macに採用されるチップがARMアーキテクチャのチップで置き換えられた場合、全体の生産コストが下がるだけでなく、Appleのエコシステム全体で使用できるアプリが増えるなどの利点があるとされています。
Source:9to5Mac
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-278262/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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