目の前で好きなものを焼きながら食べられるホットプレート。コンパクトタイプなら、テーブルに置いても邪魔にならず、焼きながら飲み、飲みながら食べる、食べながら焼く……というエンドレスな楽しみが味わえます。今回は、面倒な準備は一切不要の冷凍食品をひたすら焼き続ける「自宅餃子居酒屋」を開催!
使ったのは、レコルト「2ウェイグリル アメット」(実勢価格/約9900円)。折りたたみ式のコンパクトなホットプレートで、開いて使うだけでなく、2枚のプレートで挟んで上下から加熱することもできます。
▲少し工具箱感のあるレトロな見た目もお気に入り。フタを閉じると、W26.5×D23.0×H13.3㎝と収納しやすいサイズです
▲両面ともホットプレートになっているので、挟み込んで焼いてもよし、開いて2面ホットプレートとして使っても良し
▲フラットプレートと凸凹プレートが付属し、取り外して洗えるので便利
■パリッパリの羽根つき餃子が上手に焼けた
さっそくスーパーマーケットに行き、冷凍食品コーナーで冷凍食品を買い込みました。まずはホットプレート料理の鉄板ともいえる餃子から。ご存じ、味の素ギョーザです。袋の裏の説明に従い、まずは鉄板に餃子を並べてから電源を入れ、加熱スタート! 水は不要なのでそのままフタを閉め、5分ほど待ちます。
>味の素「新ギョーザ」
▲1パック12個入りですが、プレートのサイズ的に1度に焼けるのは9個でした
▲プレートを閉じます。上下から加熱するので効率良く火が通りそう
この待ち時間にやることと言えば……そう、お酒を飲む!(笑) やはり餃子といえばビールですよね。ビールを飲んでいれば、待ち時間さえ楽しく思えちゃう。といってもあっという間に焼けますが。
▲餃子にはビール! 焼き上がりまで待てません
▲5分経ったのでフタを開けてみると、グツグツ~! あとは水分が飛ぶまで飲みましょう
▲パリッパリの羽根つきに仕上がりました~!
今まで大きいホットプレートかフライパンでしか焼いたことがなかったので、火力が足りるか心配でしたが、想像以上にパリッと焼けて香ばしさ漂う仕上がりに。熱々の肉餡から染み出る肉汁のジューシーさが際立ちます。いつもの焼き方よりおいしく感じるのは気のせい?
次に焼いたのは、「大阪王将」の冷凍ギョーザ。ずっと気になっていたものの、食べるのは初めてです。焼き方は、味の素ギョーザとほぼ一緒ですが、パッケージをよく見ると「フタいらず」とのこと。え、フタしないでいいの? 調べると皮に保水がしてあるため、下からの熱が伝わりやすく、フタが要らないそう。
>大阪王将「羽根つき餃子」
▲大阪王将を初体験。でかでかと「フタいらず!」と書いています
とりあえずフタを閉めずに表示通り7分焼いて焼いてみましたが……う~ん。焼き色がいまいち。アメットの場合はフタしたほうがよさそうです。
▲表示通りの7分では、ほとんど焦げ目がついていません。やはりフタをしないと火力が弱いのか?
▲フタをして3分ほど待つと、きれいに焼けました!
実際に食べてみると……う、うまい! 表面は羽根つきで皮もパリっとしていますが、生地自体はしっとりもちもちしています。このもっちり感を味わっていたら、スッキリしたハイボールが飲みたくなってきた……。もちろん、飲みましたよ。ああ、こんなにおいしいとは。もっと早く食べておけばよかった。
■小籠包、シュウマイもチンよりおいしくカリッと焼ける
続いて、小籠包を焼いてみました。小籠包を焼くといえば、中華街名物の”焼き小籠包”がありますね。あんな感じにできないかしら、と淡い期待を抱いて……。そもそも冷凍小籠包は、レンジでチンするタイプなので、焼き加減は適当。ちょいちょい様子を見ながら焼いてみます。
>日本ハム「小籠包」
▲日本ハムの「小籠包」は中華の鉄人、陳健一が監修!
しばらくして、湯気がたくさん出てきたので、開いてみました。すると……なんか変な感じに焼けちゃった(笑)。
▲上からもプレスして加熱したら、確かにそうなりますよね(笑)
このまま焼き続けると、てっぺんだけ黒焦げになりそうなので、あとはフタを開けたまま加熱。頃合いを見て食べてみました。さすがに中華街の焼き小籠包とはほど遠いものの、焼き目の香ばしさも相まってうまさ倍増、焼いて成功!
▲皮を破ると、中からスープがじゅわ~っと出てきました。これぞ小籠包の醍醐味!
>マルハニチロ「あら挽き肉しゅうまい」
続いて焼いた「あら挽き肉しゅうまい」も、焦げ目がいいアクセントに。チンして食べると、皮がしなっとなりがちなので、パリッと焼いて食べるのもまた良し。ただし表面は焦げているのに中が冷たい、なんてことにならないよう、焼き加減には注意が必要です。
▲こちらは餃子と違い12個すべて一気に焼けます
▲シュウマイもパリッと感があると味わいが変わります
ちなみに結構汚れるので、プレートは一品焼き終えるたびに濡らしたキッチンペーパーで汚れを拭き取りました。これは常備しておいた方がよさそう。
■ナポリタン×チーズの焼きナポリタンが絶品!
餃子、天心を一通り食べ終わると、今度はパスタやご飯が食べたくなってきました。よく「焼きナポリタン」っていうメニュー、聞くじゃない?ということで、冷凍ナポリタンを焼いてみることに。ただし焼きナポリタンの定義がよく分からなかったので、レンジでチンした後、そのまま鉄板に乗せ、ピザ用チーズをトッピングして挟み焼きに。
1分後、開いてみると……チーズがとろとろに溶け、表面が少しカリっとしています。これ絶対おいしいヤツ!ちょっと、誰か赤ワイン持ってきて~!
>マ・マー「THE PASTA」のナポリタン
▲チーズをたっぷりかけ、フタを閉めて挟み焼きにします
▲チーズを絡めて食べると、ナポリタンがご馳走に!
▲イタリアンはやっぱりワインと合わせたくなりますね~
冷凍ナポリタンとチーズの組み合わせ、最高でした。こんな簡単に、冷凍パスタが格上げされるとは思わず、自分的に大発見!まあ、合わないはずがない組み合わせですが、アメットを使うと簡単に焼きたての味が楽しめます。
■なんでもかんでも焼いてみた!
このあたりまで食べると、だいぶお腹もいっぱいになり、満足度も十分! そのほか試したものを一気にご紹介しましょう。
▲コストコで購入した冷凍アスパラガスをバターソテーに。焦げ目がついたら塩コショウしていただきました。失敗しようのないおいしさ
▲冷凍シーフードをそのまま焼いてみたところ、当たり前ですが水分がたくさん出て大変なことに(水はすべて油受けに流れ落ちました)。味はおいしかったです
▲ニッスイの「大きな大きな焼きおにぎり」は、アメットで焼いたあと、だし茶漬けにしました
▲ちなみにデザートにロッテの「雪見だいぶく」も焼いてみたのですが、秒で大変なことに……(一瞬で周りのもちが溶けてしまった)
餃子居酒屋をコースで堪能し、お腹もいっぱい大満足。最近の冷凍食品はレベルが高いので美味しいのは当然ですが、座ったまま目の前で次々焼けるのは実に楽しい! 焼いている時間もお酒を飲みながら、家族とおしゃべりして楽しく過ごしました。みなさんもぜひ、冷凍食品をいろいろ焼いて、新しいおいしさを発見してみてください。
>> 【宅飲み家電】
文/田中真紀子
田中真紀子|白物家電・美容家電を中心に雑誌やWEBなど多くのメディアで執筆する専門家兼ライター。新製品発表会に足を運び、自宅でも多くの最新家電を使いながら、家電がもたらす快適で心地よい暮らしを日々追求している。夫、長男(中学生)、犬(チワプー)の3人と1匹暮らし。
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/290885/
- Source:&GP
- Author:&GP
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