超簡単!ホットサンドメーカーを使ったアレンジコンビニグルメ4選

テレワークをする人が増えたいま、1日3食を自宅で食べるようになり“自炊力”を求められているように感じます。そもそも自炊は苦手だったり、自炊をしたくなかったりする時もありますよね。そんなときに駆け込むのは、やっぱりコンビニ。

最近のコンビニグルメは味のクオリティが高いのでよくお世話になっているのですが、やはり毎日となると飽きてしまいます。そこで、今回はキャンプの定番グッズ「バウルー」のホットサンドメーカーを使って、コンビニグルメをワンランクアップさせる方法をご紹介します。

 

■ガスコンロでも本領発揮

バウルーは、イタリア商事が販売するガスコンロやカセットコンロの直火で使える日本産のホットサンドメーカー。最近ではバウルーを使う人を“バウラー”と呼ぶのだとか。

▲バウルーは直火で使えるので、キャンプだけでなく家庭でも使える。ただし、IHコンロはNG

バウルーには2種類のホットサンドメーカーがあり、真ん中に仕切りがあるタイプの「ダブル」と、仕切りがない「シングル」が選べます。いずれも熱伝導効率の高いアルミ素材でできており、内側にはフッ素樹脂加工が施されているので、手入れしやすいのが魅力です。

▲ダブルは耳のパリッとした食感が好きな人にピッタリ

▲シングルの片面をフライパン代わりにしてソーセージや目玉焼きを焼くのにも使える

▲持ち手のストッパーを引っ掛けて、上下のプレートをギュッとプレスする

 

1. まずは基本のホットサンドをコンビニ食材で

今回用意したのは、食パン、焼きおにぎり、メロンパン、蒸しパン、とろけるチーズ、シーザーサラダ、チョコレート、チキンナゲット。これで4品分作ってみます。

▲コンビニで骨なしフライドチキンが売り切れていたのでチキンナゲットで代用。フライドチキンのほうが味が濃いのでジャンクな仕上がりになる

まずはシーザーサラダ、チキンナゲット、食パンで作るホットサンドをご紹介。

とはいっても、食パンに具材を挟むだけ。まずはシングルタイプのバウルーのプレート面にバターを塗り、6枚切りの食パンを置きます。その上にシーザーサラダ、温めたチキンナゲットをのせ、ケチャップを塗りましょう。あとは、食パンを上にのせてフタをしたら、両面を弱火で2分ずつ焼きます。

▲具材を載せるとボリュームがあるので、ぎゅっとフタをする

▲過程のガスコンロで加熱する場合は弱火が安心。直火なので焦げないように注意しよう

▲チキンナゲットの場合は衣が薄いので少しベタッとしてしまった印象。とはいえ、揚げ物と野菜を同時に食べられるのはラクでいい

買ってきたものを挟むだけで、一気に“うちごはん”になりました。ひとつ食べるだけでもかなりボリューム満点。パンの耳までカリッとおいしく焼けるのはバウルーならではです。

 

2.「焼き蒸しパン」はバターがポイント

蒸しパンとメロンパンはシンプルに焼くだけ。こちらはシングルタイプのバウルーを使用。蒸しパンの場合は、バウルーにバターを塗り、挟んで弱火で2分。さらにひっくり返して1分焼きます。

▲バウルーで菓子パンを温める際の火加減は基本的に弱火でOK

▲イメージとしてはふわふわのパンケーキに近い。パンケーキよりも生地がもっちりしている

このひと手間でおいしさがぐっとアップするんです。バターを塗っているのでバターの風味の香りがたまりません。もっと早くに試せば良かった!

 

3. 甘さが染みる「焼きチョコメロンパン」

メロンパンはなかにチョコレートを挟んでプレス。こんなのおいしいに決まっていますよね。

▲弱火で2分ずつ両面を焼くと完成

▲焼き目がつき、甘い香りが食欲をそそる

▲とろとろのチョコレートとサクサクのメロンパンのクッキー生地がやみつきになる

ぺたんこになったメロンパンをちぎってみると、中のチョコレートがとろりと溶けていてたまりません! かなり甘いので甘党の人向けのメニューではありますが、メロンパンの表面のクッキー生地を思う存分楽しみたいときに試してみてください。

 

4. 絶品すぎる「チーズ焼きおにぎり」

すでにできているものを焼いておいしさをアップするワザは、おにぎりにも応用できます。ダブルタイプのバウルーに電子レンジで温めた焼きおにぎりととろけるチーズをのせて、両面を2分加熱してみると…。

▲チーズは1枚を半分に割って、それぞれの焼きおにぎりの上にのせる

▲2分焼くとチーズがしっかり溶けて、焼きおにぎりにしっかり絡んでいる

カリッと香ばしいチーズ焼きおにぎりの完成です。フッ素樹脂加工が施されているのでプレートにこびりつくこともなく、焼き網で焼きおにぎりを作るよりもラクかもしれません。

このチーズ焼きおにぎり、本当に簡単なのにめちゃくちゃおいしい! コンビニの焼きおにぎりはそのまま食べてももちろんおいしいのですが、そこに焼けたチーズの香ばしさが加わることで、なんだかお酒のおつまみにもなりそうなジャンクフード感があります。これは日本酒も進みそうなひと品です。

▲ぎゅっとプレスしたことで、のりを巻いていないおにぎりもワンハンドで食べやすくなった

バウルーはホットサンド以外の料理も作れる万能な調理道具です。価格も4000円前後なので、毎日使うことを考えればそう高くないはず。自分なりの使い方を見つけて、うちごはんを楽しんでみてください。

 

>> イタリア商事「バウルー」

文/今西絢美

今西絢美|「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、唎酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。


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