株式会社ネクストシステムは、トレーニング回数をカメラ映像から自動でカウントできるiOSアプリ「家トレ」のデモアプリを開発したことを発表。面倒で間違えやすいカウントアップを骨格情報から自動取得できるアプリだという。
深刻な運動不足の解消へ
同アプリは、数え間違いが多く面倒だった、スクワット などの反復トレーニングのカウントを正確かつ自動で行うことを可能にしたアプリ。
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言をうけ、外出を控えなければいけない状況におかれる人が増える一方で運動不足は深刻な社会問題になりつつある。
同社は、社内向けに行なった調査でも常時と比べて1週間の歩数が約70%減少するなど、社員の間に運動不足が広がっている状況を認識。こういった背景が同アプリの開発に繋がったと述べている。
独自開発の人工知能エンジンを活用
アプリには、カメラ映像や画像・動画ファイルから人間の骨格情報を検出できる当社独自開発の人工知能エンジン「VisionPose®(ビジョンポーズ)」を利用。このシステムを活用することで骨格情報からトレーニングのカウント計測ができる仕組みだ。
最大の特徴は「自分のペース」で正確に自動カウントできる点。トレーニング中の数え間違いは多々起こることで、またカウントによって集中力が乱れてしまうことも頻発する。同アプリは、スマートフォンを置くだけで計測可能であるため、ハンズフリーでかつ自分のペースでカウントできる点が大きなメリット。
現状では、計測できるトレーニングはスクワットのみだが、今後筋力トレーニング項目の追加に加え、野球や剣道の素振りなどへの応用も見込んでいるとのこと。正しいエクササイズを継続して行うことは実は難しいもの。同アプリは家でのトレーニングにおける課題の一つを克服してくれることだろう。
- Original:https://techable.jp/archives/124684
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:kawaguchiasuka
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