素材選びと加工技術の妙が光る!百花繚乱のカラフルG-SHOCK 6選【G-SHOCK最新モデルの魅力】

【特集】G-SHOCK最新モデルの魅力

G-SHOCK=ブラックというイメージを抱く人もいるだろうが、1990年代頃からは多彩なカラーのモデルが登場。近年は素材の選択肢が増え、着色技術も豊富になってきた。時計としての個性を際立たせるだけでなく、自己表現にもつながるカラーリングもG-SHOCKの魅力だ。

■毎年新たなカラーリングの発見があるのもG-SHOCKの魅力

1983年に登場した初号機「DW5000C」以降、G-SHOCKの外装といえばブラックカラーの樹脂素材が定番。しかし、1990年代には “イルクジ” に代表されるコ
ラボモデルやBABY-G、ラバーズコレクションなどが登場し、ホワイトやレッド、イエローなど多彩なカラーが採用されてきた。また、スケルトンタイプやマルチカラーモデルの歴史も長く、実は色表現の幅が広い時計でもあるのだ。

そんな一面を受け継ぐモデルが、今年も続々と登場している。微妙な色合いにこだわったものから、ダイヤルなどにアクセントカラーを用いたもの、大胆な配色を見せるマルチカラーモデルまで、顔ぶれは多彩だ。

そんな中でもひと際強い個性を放つのが、“カラーIP技術”を用いたMT-Gの海外先行発売モデルだろう。メタル素材でレインボーカラーを表現するという、独創性あふれるコンセプトを、独自開発の多色IP処理で実現。強烈なインパクトを持たせつつ、G-SHOCKデザインの新たな可能性を示している。

一見するとパーツのカラーを変えただけのようなモデルも、実は芸が細かい。ダイヤル部にデジタルカモフラージュ柄をあしらったり、ファッショントレンドに合わせたスポーティーな色を組み合わせたりと、ストリートカルチャーに縁の深いG-SHOCKならではのこだわりが随所に見え隠れしている。

全体の印象を一変させる着色技術から、効果的なアクセントとなる差し色使いまで、その表現手法は多種多様。誕生から37年間の蓄積が、色表現にも生かされている。カラーだけでも毎年、多彩な選択肢があり、新たな発見があるのも、G-SHOCKならではの魅力と言えるだろう。

▼極彩色を表現するマルチカラーIP

金属の蒸着処理技術であるIPを発展させ、多色処理を実現。採用モデル「MTG-B1000VL」は、ベゼルにレインボー、バンドピースにレッド、ビスや尾錠、カッパーなどにブラックなど、4種の処理を使い分けている。

 

1. 火山雷を表現した鮮烈な海外先行モデル

「G-SHOCK MTG-B1000VL-4AJR」(価格未定)

ベゼルのレインボーIPをはじめ、パーツごとにカラーIP技術を使い分けて、極彩色のデザインを実現。火山雷をイメージさせる圧倒的な存在感を見せる。電波ソーラーやマルチバンド6、Bluetooth対応など、機能も充実。ケースサイズ:55.8×51.7mm。20気圧防水。今夏発売予定

▲バンドにはクリアレッドのウレタン素材を採用し、火山の熱量を表現。接続部が透けて見えるところも特徴

 

2. ブラック×イエローで躍動感を表現

「G-SHOCK GA-140DC-1AJF」(1万5950円)

毎シーズン、旬のカラーリングをテーマに展開されるシリーズで、今季はブラックの外装に、ビビッドなイエローをプラス。クールな雰囲気の中に、躍動感を感じさせるデザインに仕上げた。同テーマで他に4モデル用意。ケースサイズ:55×51.2mm、20気圧防水

▲スクエアタイプ(2万3100円)もラインナップ。いずれもデジタルカモフラ柄をさりげなくあしらっている

 

3. バイカラーで描くライトニングボルト

「G-SHOCK DW-5600TGA-9JF」(1万3200円)

トップアスリートチーム「TEAM G-SHOCK」のためにデザインされたモデル。稲妻をモチーフにした鮮やかなイエローを基調に、ホワイトをアクセントに使ったバイカラー仕様で、強さと俊敏さを感じさせる。ケースサイズ:48.9×42.8mm、20気圧防水。

▲液晶周辺のデザインも稲妻をモチーフに。ライト点灯時にも稲妻柄が浮かぶなど、細部までコンセプトに忠実に仕上げた

 

4. 定番のスケルトンに蛍光色をプラス

「G-SHOCK GA-110LS-1AJF」(1万7600円)

夏らしい雰囲気で根強い人気を誇るスケルトンシリーズの最新作は、蛍光色をアクセントに加えたもの。このデジアナモデルは針とケースなどにオレンジをあしらい、クールなデザインに仕上げている。ケースサイズ:55×51.2mm、20気圧防水

▲ホワイトのデジアナモデル(1万7600円)は、ライムイエローが透けて見えるデザインで、涼しげな雰囲気

 

5.  インパクト抜群のサイケデリックカラー

「G-SHOCK DW-5610DN-9JF」(1万4300円)

夏にフェスなどのアウトドアアクティビティを楽しむ人をイメージ。二重成形技術によりベゼルとケースの色分けが可能になり、従来より多彩なマルチカラーを実現した。ケースサイズ:48.9×43.8mm、20気圧防水

▲ホワイトのスクエアタイプ(1万2100円)は、フェイス部分にサイケデリックな柄を描いたデザインを採用

 

6. 春らしい色合いをクールに表現

「G-SHOCK DW-5600SC-8JF」(1万3200円)

春にふさわしい爽やかなカラーリングとユースカルチャーがテーマ。ロゴなどをマルチカラーにしつつ、ミニマルなデザインと淡いペールトーンのグレーで、クールな印象を持たせた。ケースサイズ:48.9×42.8mm、20気圧防水

▲ライトブルーとピンクのカラーも用意(各1万3200円)。ユニセックスで着用できるデザインだ

 

>> 特集】G-SHOCK最新モデルの魅力

※2020年5月6日発売「GoodsPress」6.7月合併号掲載記事をもとに構成しています

取材・文/高橋智


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