ソフトウェア開発のためのAppleの統合開発環境 (IDE) であるXcodeのiPadOS版の登場が期待されていましたが、Appleの世界開発者会議WWDC 2020で発表された最新版の「Xcode 12」には、iPadバージョンのダウンロードリンクは含まれていないことが判明しました。
プロッサー氏の予想は当たらず?
優れたアプリを作成し、アプリをより多くのデバイスに届けるために必要なあらゆる機能が用意されていたXcode 11が、「Xcode 12」にアップデートされ、ナビゲーションバーのフォントサイズの変更、新方式のコード補完や、新しいドキュメントタブなどが利用できるようになりました。
Appleの未発表製品・サービスに関する精度の高いリーク情報で知られるジョン・プロッサー氏(@jon_prosser)氏は、「iOS14とiPadOS14に対応したXcodeが提供される」、と以前予想しており、iPad用Xcodeのコンセプト画像まで制作されていましたが、Xcode 12にはMac用のダウンロードリンクしか用意されておらず、「iPadバージョンはない」とBloombergのマーク・ガーマン氏(@markgurman)がツイートしています。
Unsurprisingly, the new Xcode download page only has a Mac version. https://t.co/6R2VBu3uAr
— Mark Gurman (@markgurman) June 22, 2020
Xcode 12はユニバーサルアプリ?
しかしながら、Apple公式WebサイトのXcode 12のページには、気になる表現が見かけられます。
Xcode 12は、ユニバーサルアプリとして作られており、IntelベースのCPUと、WWDC 2020で発表されたApple Silicon(Appleシリコン)の両方で100%ネイティブに動作する、と記載されているのです。
あくまでAppleシリコンはMac用とされていますが、もし仮に同チップが将来的にiPadに搭載された場合、XcodeがiPadで使用できるようになる可能性はあるのではないか、という期待の声がソーシャルメディアで一部上がっています。
Source:Apple via @markgurman/Twitter
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-297711/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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