新型コロナで延期されていた「ムーラン」が9月4日にDIsney+で公開、3000円以上の追加料金が必要か

果たしてThe Walt Disney Company(ウォルト・ディズニー・カンパニー)は、「Mulan(ムーラン)」の伝統的な劇場公開方法をやめるのかどうか気になっていた人たちへ。答えが出た。

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、ディズニーはPixar(ピクサー)の「Onward(2分の1の魔法) 」をはじめとするいくつかの作品のストリーミング公開を早めた(未訳記事)ほか、「Artemis Fowl(アルテミスと妖精の身代金)」などの作品を直接 Disney+で公開したりしてきたが、「ムーラン」や「Black Widow(ブラック・ウィドウ)」といった話題作は、これまでストリーミングを遅らせていた。実際、「ムーラン」はChristopher Nolan(クリストファー・ノーラン)の「TENET テネット」と並んで、映画館再開の暁には最大の人気作品になるはずだった。

しかし、米国でパンデミックが収まる兆候が見られずニューヨーク、カリフォルニアといった主要市場で劇場が再開できる見通しが立たない中(The Atlantic記事)、Warner Bros.(ワーナー・ブラザース)は「TENET テネット」を従来の劇場公開スケジュールに従うことなく、一部の北米都市で9月3日に公開する前に、8月に世界の各都市で公開する予定だ。

そしてDisney CEOのBob Chapek(ボブ・チャペック)氏は決算会見の中で、「ムーラン」を米国、カナダを含む「大多数の国々」においてDIsney+(ディズニープラス)でプレミア公開し、一部の地域では劇場公開も行うと語った。

どうやら、登録ユーザーはこの作品を見るために29.99ドル(約3170円)を追加で支払う必要があるようだが、チャペック氏は仕組みの詳細を明らかにしなかった。もし「ムーラン」の評判が良く、もし一部地域で映画館を開くことがまだ安全でないなら、ディズニーは「ブラック・ウィドウ」や他の新作についても同じ戦略をとるかもしれない。

会見中チャペック氏は、 Disney+の有料会員が6050万人以上になった(未訳記事)ことも話した。

関連記事:Theaters are ready to reopen, but is America ready to go back to the movies?(未訳記事)

画像クレジット:The Walt Disney Company

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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