株式会社GATARIは、Mixed Reality音声ARプラットフォーム「Auris(オーリス)」のプロトタイプ版を、文化施設や観光施設向けに提供開始。音声ガイドの新たな形を提案していく。
新感覚の音声ガイドが利用可能に
「Auris」では、リアル空間にゲームエンジンを適用。これにより、ゲームのようにインタラクティブな音響体験が実現する。ユーザーは「Auris」が導入された各種施設において、臨場感や没入感のある新感覚の音声ガイドを利用できるという。
ちなみに、「Auris」はラテン語で「耳」を意味する。このネーミングには、「インターネット技術によって人の耳の能力を拡張し、聴覚の持つ新しい可能性を切り開いていく」という思いが込められているとのこと。株式会社GATARIは、年内の「Auris」正式版リリースを目指すとしている。
HICityにて体験会も実施した
今回は、HANEDA INNOVATION CITY(HICity)で開催されたイベント「浮世絵 THE WORLD」にて、「Auris」の一部機能の体験会も実施。スマートフォンアプリ「HICity AR」内で、「浮世絵 THE WORLD」の展示物に関する音声ガイドを提供した。
ユーザーはまず、同アプリを立ち上げたスマートフォンのカメラで展示物をスキャンする。その後、展示物に近づくと音声ガイドがスタート。音声ガイドは位置情報に連動しているため、展示物から離れると音声が聞こえなくなるという形でユニークな体験ができたようだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/138281
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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