株式会社エフィシエントは、AIを活用して「話し方」の効率的な改善を支援するアプリ「Steach」をリリース。同時に、同アプリの実証実験に協力する企業などの募集を開始した。
動画からスピーディーに解析
「Steach」は、話している様子をスマホやPCで撮影することで、AIが「話し方」を解析・評価するアプリだ。
まずは「自己紹介してください」などの教育担当者があらかじめ設定したテーマに対して自分が回答する様子を撮影する。その動画をAIが解析し、「話す速さ」「姿勢」「視線」「瞬き」「手の動き」を客観的に評価。また、マイクをオンにすれば話している内容のテキスト化も可能だ。
解析結果をもとに練習を繰り返したり、教育担当者などからのフィードバックを受けたりすることができる。なお、解析時間は録画時間1分の場合で約3分程度。
現在、無料で使用できるライト版(iOSは非対応)が公開されている。
話し方の練習以外にも……
製品版ではユーザーのスマートフォン(iOS、Android)に回答専用アプリをインストールして録画を行う。
教育担当者などによるテーマ・質問の設定およびユーザー管理(管理者・評価者・回答者)など各種設定は管理専用Webアプリからできるようだ。質問は複数登録して「登録順」と「ランダム表示」を切り替えることで回答者ごとに異なる質問を表示することが可能となる。
また、評価者として設定されたユーザーは管理専用Webアプリから全回答者の回答と解析結果を確認し、フィードバックを入力できる仕組みだ。
同アプリの利用シーンは話し方のトレーニングにとどまらず、学習の理解度の確認や面接の練習など幅広く想定されている。
例えば、企業研修の顧客対応トレーニングでは、学んだ内容を質問として受講者に投げかけることでアウトプット重視の学習が可能となるという。また、面接時の採用効率を高めるツールとしても効果が期待できるようだ。
今回、リリースと同時に、実証実験先の募集も開始。アプリの機能面についてフィードバックを提供できる企業や面接の練習などに活用できる企業・大学などを募集中だ。
- Original:https://techable.jp/archives/145074
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
Amazonベストセラー
Now loading...