Apple、「macOS Big Sur 11.2 RC」を開発者向けにリリース

macOS Big Sur 11.2
 
Appleは現地時間1月21日、「macOS Big Sur 11.2 リリースキャンディデート(RC)」を開発者向けにリリースしました。

macOS Big Sur 11.2ベータ2から1週間後のリリース

Appleは1週間前に、macOS Big Sur 11.2ベータ2およびパブリックベータ2をそれぞれ開発者と一般登録ユーザー向けにリリースしています。
 
開発者がmacOS Big Sur 11.2 RCをダウンロードするには、まずApple Developer Centerから構成プロファイルをインストールします。その後、システム環境設定の「ソフトウェア・アップデート」に進み「ダウンロードとインストール」をタップしてインストールしてください。
 
macOS Big Sur 11.2ベータ2では、Apple製アプリがファイアウォールやセキュリティツール、VPNをバイパスして通信できる機能が削除されています。
 
‌macOS Big Sur‌ 11には、ファイアウォールやVPNを回避できるアプリをまとめた「ContentFilterExclusionList」という除外リストが含まれており、App Store、Maps、iCloudを含むAppleにとって重要なアプリが入っていました。これら一部のApple製アプリでは、トラフィックをフィルタリングしたりチェックすることができませんでした。このリスト及びファイアウォール回避機能はmacOS Big Sur 11.2ベータ2で削除されています。

macOS Big Sur‌ 11.2で、Bluetoothの信頼性の向上とバグ修正

‌macOS Big Sur‌ 11.2が正式にリリースされると、Apple製のアプリはVPNアプリに対応し、サードパーティー製のファイアウォールなどのセキュリティツールを回避できなくなります。
 
Appleのリリースノートによると、‌macOS Big Sur‌ 11.2ではBluetoothの信頼性が向上し、以下のバグ修正が含まれます。
 

  • HDMIからDVIへの変換器を使用してMac mini (M1、2020)に接続すると、外部ディスプレイに黒い画面が表示されることがあります。
  • Apple ProRAWアプリで写真を編集しても保存されない場合があります。
  • iCloudドライブのデスクトップとドキュメントフォルダオプションを無効にすると、iCloudドライブがオフになる可能性があります。
  • 管理者パスワードを入力しても、システム環境設定のロックが解除されない場合があります。
  • 地球儀キー(グローブキー)を押しても、絵文字と記号が表示されない可能性があります。

 
 
Source:MacRumors
(m7000)


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