【世界の永久定番 腕時計雑学図鑑⑮】
時計の世界で誰もが「傑作」「定番」と認める腕時計には、特別な技術、人を感動させる歴史、 特別な物語があります。2021年の幕開けに、歴史や技術を継承・発展させて生まれた「現代の永久定番」腕時計と、思わず人に話したくなるその腕時計の物語をお届けします。
とてつもなく高価なものから手が届くものまで、どの時計のエピソードもモノ好き、時計好き、蘊蓄(うんちく)好きの男性なら楽しんで頂けるはず。素晴らしい18本の「時計の物語」をお楽しみください。
今回は、タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ 160周年シルバーダイヤル リミテッドエディション」を紹介します。
■最新の自社製クロノムーブメント「ホイヤー キャリバー」を搭載!
タグ・ホイヤー
「タグ・ホイヤー カレラ 160周年 シルバーダイヤル リミテッドエディション」(76万4500円 世界1860本限定)
外観は1964年に発表された「2447S」と呼ばれるモノクロームシルバーダイヤルのクラシックなスタイル。だがその中には操作感に優れたコラムホイール、クロノスタート時の針飛びのない垂直クラッチを採用し、約80時間パワーリザーブを誇る最新鋭自社製クロノグラフムーブメント「キャリバー ホイヤー 02」を搭載。ケース径39mm、自動巻き、SSケース、100m防水。
■モータースポーツと共に歩んだクロノグラフの名門
タグ・ホイヤーは数ある時計ブランドの中でも、モータースポーツ界ともっとも親密な関係を築いてきた時計ブランド。20世紀初頭からダッシュボードクロックなどモータースポーツ用計器の製造も行っていたが、この関係が不動のものになったのは、創業家の3代目ジャック・ホイヤーが1963年に「ホイヤー カレラ」コレクションを製品化したことがきっかけだ。
ジャック・ホイヤーはF1やスポーツカーレースの現場に立ち、さまざまなチームやドライバーをスポンサード。さらに公式計時を担当するなど、モータースポーツ界と親密な関係を築いた。
そしてブランド創業160周年を迎えた2020年、タグ・ホイヤーはさまざまな記念モデルを発表し時計ファンやモータースポーツファンの期待に応えた。今回紹介するのはその初期モデルのクラシックなデザインを受け継ぎながら、時計のプロ絶賛の完全自社製ムーブメントを搭載した最新限定モデル。伝統を未来に繋ぐ名作だ。
▲1860年に会社を創業したエドワード・ホイヤーもクルマ好き
▲クルマや航空機のために1911年に製品化したダッシュボード用の計測機器「タイム・オブ・トリップ」
▲創業家の3代目で現在は名誉顧問のジャック・ホイヤー
▲ジャック・ホイヤーは「ホイヤーカレラ」を筆頭にモータースポーツ用モデルを続々と開発。F1ドライバーらとも親交を深めた
▲時計のプロ絶賛のムーブメント「キャリバーホイヤー02」は、スイスのシュヴネにある最新のムーブメント専用工場で作られている
※2020年12月6日発売「GoodsPress」1.2月合併号掲載記事をもとに構成しています
<企画・執筆・編集/渋谷ヤスヒト>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/350349/
- Source:&GP
- Author:&GP
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