70年代発売の「Apple II」は今でも愛されている?新作ゲームタイトルも発表

apple II
 
Apple II」コンピュータは、Appleが1977年に発表したパーソナルコンピュータで、Apple共同創業者のスティーブ・ウォズニアック氏がソフト・ハード共に、ほぼ独力で開発したことで知られています。Apple IIの生産は93年に終了しましたが、現在のゲームの礎(いしずえ)となった様々なゲームタイトルが同プラットフォームで発表されたこともあり、今でも人気は根強く残っているようです。

Apple II向けの新作ゲームタイトルを打ち出す強者も

Apple IIでは、2DフィールドスタイルのコンピュータRPGの原形と言われる『ウルティマ』(Ultima)や、ファーストパーソン・シューティングゲーム『Castle Wolfenstein』、主人公の滑らかな動きとギロチンやスパイク等の残虐な罠が特徴的な『プリンス・オブ・ペルシャ』(Prince of Persia)、終末もののコンピュータRPG『Wasteland』(ウェイストランド)など、昨今のゲームが多大な影響を受けたとされるゲームタイトルが多々プレイ可能でした。
 
ゲームジャーナリストのデイビット L・クラドック氏は、2017年の自身の書籍「Break Out」のApple IIの歴史に関する章の中で、リチャード・ギャリオット氏、ブライアン・ファーゴ氏、ジョーダン・メクナー氏などの開発者が作ったコンセプトアートやイラストレーションを掲載しています。
 
Apple IIのハードコア・ファンのマーク・レマート氏は、著名なゲーム開発者が多く登場する新作Apple IIゲームタイトル『Nox Archaist』を昨年12月に発表しており、Apple II人気は依然として一部ファンの間で続いているようです。

ウォズニアック氏も新作Apple IIゲームに登場

スティーブ・ウォズニアック氏も「40年前に私が発明したコンピュータApple IIの新作ゲームにノンプレイヤーキャラクターとして私自身も登場している」と、誇らしげにツイートしています。
 


 
Apple IIのゲームタイトルは、今日のゲームと比較すれば原始的なように見えるかもしれませんが、上記のクラドック氏は「今プレイしても十分に楽しめる」と、決して錆びれてはいないと主張しています。
 
 
Source:Wired
Photo:Marcin Wichary/Flickr
(lexi)


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