ジョナサン・アイブ氏、最低でも5人のApple従業員を自社に雇い入れていた

ジョナサン・アイブ
 
Appleで最高デザイン責任者を務めたジョナサン・アイブ氏は、“LoveFrom”という自身のデザイン会社をApple退社後に立ち上げましたが、少なくとも5人のApple従業員を自社に引き入れていたことが明らかになりました。

初代iPodを手掛けた人物などを雇用

サブスクリプションメディアThe Informationによれば、アイブ氏が雇い入れたApple従業員は、クリス・ウィルソン氏、パッチ・ケセラー氏、ジェフ・ティラー氏、ワン・シー氏、ユージーン・ワン氏の5人であるとのです。
 
ウィルソン氏は、アイコンやメニューなどグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)要素をAppleで作っていた人物で、ケセラー氏はApple在籍時製品デザインを行っており、MacBookのForce TOuchタッチパッドを開発しています。ティラー氏は、Appleデザインチームのコミュニケーションスペシャリストで、シー氏はアプリアイコン、ホーム画面、ボタンなどを制作したことで知られています。ワン氏は初代iPodをデザインした人物です。

アイブ氏と何を開発しているかは不明

アイブ氏のデザイン会社LoveFromの活動内容には不明な点が多く、昨年Airbnbの次世代製品とサービスを手掛けたということ意外はほとんど情報が入ってきていません。
 
2021年の新型iMacが発売となったばかりですが、同機のデザインにアイブ氏が関わっていたと報じられました。同氏がどのようなタイミングでiMacデザインに携わったかはわかりませんが、ハードウェア製品の開発は多くの時間を要するため、同氏が2019年の退社前に関与していた可能性も否めません。
 
アイブ氏は、米カリフォルニア美術大学の2021年の卒業スピーチを先月動画で発表しています。
 
 
Source:The Information, SSENSE via Cult of Mac
Photo:Royal College of Art/YouTube
(lexi)


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