McAfeeの創業者がスペインの勾留施設で死亡、波乱の人生

McAfee Twitter
 
海外大手メディアは現地時間6月23日、サイバーセキュリティ大手McAfeeの創業者ジョン・マカフィー氏がスペインの勾留施設で死亡したと報じました。自殺とみられます。

詐欺容疑等で起訴されていた

ジョン・マカフィー氏は2021年3月、自身のTwitterにおいて暗号通貨について宣伝し、不当に価格を吊り上げた後に高値で売り抜ける手法で、多額の金銭を違法に稼いだとして、米司法省に起訴されていました。
 
マカフィー氏は、脱税等の容疑で2020年10月にスペインで身柄を拘束され、同国の勾留施設に留置されており、スペインの裁判所は現地時間6月23日、身柄を米国に引き渡すことを決定していました。
 
6月23日、マカフィー氏が勾留施設の部屋の中で死亡しているのが見つかり、係官や医師が蘇生措置を行いましたが、助からなかった模様です。

マカフィー氏の人生

マカフィー氏は、1980年代にMcAfeeを創業し、セキュリティ対策ソフトのMcAfee VirusScanを発売する等、財を築きました。
 
一方で、2016年には「iPhoneのロックを解除できる」と豪語するなど、風変りな言動が話題を呼んでいました。
 
CNNによると、2012年には中米のベリーズにおいて、隣人の死亡について警察から事情聴取を受け、その直後に逃亡しています。
 
その後、2016年と2020年には米大統領選への出馬を狙うも、失敗していました。
 
なお、現在ではMcAfeeとは無関係となっています。
 
75歳のマカフィー氏は、米司法省から複数の容疑で起訴されており、全ての容疑で有罪判決を受けた場合は長期の禁固刑を受ける可能性があり、残りの人生を悲観したのかもしれません。
 
 
Source:CNN, BBC
Photo:ジョン・マカフィー / Twitter
(seng)


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