折りたたみiPhoneの発売が遅れている理由は?海外メディアが推察

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iDrop Newsが、発売されるまでまだ数年かかると噂の折りたたみiPhoneについて、折りたたみスマートフォン市場の現状も踏まえて推察しています。

折りたたみiPhoneの登場は2023年以降?

Bloombergのマーク・ガーマン記者は、折りたたみiPhoneが発売されるまでには少なくとも2年〜3年かかると伝えています。
 
また、アナリストのミンチー・クオ氏は、折りたたみiPhoneの登場時期を2023年と予想していました。
 
SamsungはGalaxy Z Fold3およびGalaxy Z Flip3発表を控えており、Googleも折りたたみGoogle Pixelを年内に発売巻き取り型ディスプレイ搭載Google Pixelを開発中とみられています。
 
そうした状況下で、折りたたみiPhoneの登場が遅れている理由をiDrop Newsが推察しました。

新技術の導入に慎重なApple、サプライヤー数が少ないことも原因か

iDrop Newsはまず、Appleは新技術や新機能の導入に慎重であることを指摘しています。
 
また、折りたたみスマートフォンの耐久性はまだ低く、Appleの品質基準を満たすのは難しい可能性もあわせて記しています。
 
更に、折りたたみスマートフォンの価格が高すぎることも、早期の発売を検討するのを難しくしている理由と考えられます。Appleは折りたたみiPhone用のディスプレイをSamsung Displayから購入するとも噂されていますが、サプライヤーの選択肢が少ない現状では、ある程度言い値で買わざるを得ないかもしれません。
 
そうなれば、部品の仕入れ価格は高く、それに利益を上乗せするとあまりにも本体価格が高額過ぎて消費者からの人気を獲得できないかもしれません。対して、利益を抑えればAppleにとって旨味のないビジネスになります。

数年後に発売されたら人気を集めるはず

iDrop Newsは、Samsungの折りたたみスマートフォンの存在感が高い現状は参入時期として適切でないとし、各社の折りたたみスマートフォンが一定の市場を形成する2年〜3年後であれば「Samsungの真似をした」と言われることもなく、適切な時期だろうと記しています。
 
数年後の登場が期待される折りたたみiPhoneの価格は高いだろうが、素晴らしいデザインを備えた信頼性の高いデバイスとして人気を集めるだろうと、同メディアは期待を示しています。
 
 
Source:iDrop News
(FT729)


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