フードロス問題の理解促進を目指す、クックパッドの料理動画コンテスト

フードロスは、SDGsにも盛り込まれるなど世界規模で取り組むべき課題です。農林水産省によると、日本国内だけでも年間約600万トンの食料が廃棄されていて、これは世界中で飢餓に苦しむ人々の食糧援助量の約1.5倍にあたるといいます。近年、徐々に「フードロス」という言葉は広がりつつありますが、その理解は充分とは言えないようです。

そんな中、クックパッド株式会社とクリエイティブ・クッキング・バトル実行委員会(CCB実行委員会)は、楽しい料理体験を通じてフードロス問題の理解を促進することを目的に、2018年より「クリエイティブ・クッキング・バトル」を開催。2018年と2019年のリアルイベントに続き、2020年は新型コロナウイルス感染対策として動画投稿型で開催しました。

そして今年も、昨年に引き続き動画投稿型のコンテスト「クリエイティブ・クッキング・バトル・オンライン 2021」を、8月13日~31日で開催します。

2分以内の動画を4項目で審査

今回は、テーマである「保存食」と「地域の食材」を必ずどちらも1つ以上使用し、2分以内の料理動画にまとめます(調理方法は自由)。動画には「使った保存食および地域食材の紹介」「調理の様子」「完成した料理」「試食しているところ」「調理中に出た生ゴミ量」を必ず入れてほしいとのこと。動画のURLと400文字以内のPR文章をあわせて特設サイトから応募するという流れです。

審査は「無駄のない工夫」「アイデアの新しさ」「見た目の美しさ」「動画の楽しさ」という4項目をポイント化した合計点で行われます。8月31日で応募を締め切り、9月21日にHPで結果を発表、9月末にグランプリと準グランプリ作品のオンライン表彰式という予定です。なお、入賞作品は公式サイトにて公開されるとのこと。

昨年のコンテストの概要と結果

ではここで、2020年のコンテスト「クリエイティブ・クッキングバトル・オンライン “KAWA”」の概要と受賞作品を紹介しましょう。

このコンテストのルールは、「野菜・果物などの皮」「地元食材」「缶詰などの保存食」の3種類の食材をすべて1つ以上使うことでした。バトルはチーム戦となっていて、家族2人以上もしくは友人や同僚などと2人~4人でチームを作ることができます。ただし、友人や同僚などとのチームの場合、集まって調理するのではなく、それぞれ1品ずつ作ったり、アイデアを出す人と作る人をわけたりなどチーム内で役割分担して動画を作成するというルールが加わっていました。

参加者は、3分以内の料理動画と400文字のPR文章で応募し、今回と同じ審査基準で審査を受けます。結果、グランプリに輝いたのはチーム「ネコだるま一家」の動画です。「野菜と魚の皮の巻寿司」「すり身と鯛の皮巻き吸いダネ」「スイカんシャーベット」というお品書きで、保存食として自家製ベーコンを使用。魚をさばく過程を大胆に編集した面白さや、皮を美味しく食べるための工夫などが盛り込まれた作品という印象でした。

この他、揚げた皮をトッピングに使用したガスパチョパスタを作ったチーム「ゆかいな明石家」が準グランプリ、フルーツの皮と缶詰で2種類のケーキなどを作った女子高生チーム「JACK IN THE BOX」がぐっち夫婦特別賞を受賞しています。

PR TIMES

(文・Higuchi)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA