リュックで自転車通勤は背中が汗だく!でも背中スースーなら快適ですよ

最近、自転車通勤で人気なのがリュック型のビジネスバッグ。

メッセンジャーのような斜めがけバッグに比べて容量があり、両肩で背負うため負担も分散。また、斜めがけのショルダーに比べて安定感が高いため走行中に邪魔にならない魅力があります。

ただ、背中が蒸れる…。

夏は普通にしていても暑いのに、リュックを背負って自転車通勤となるとそれはもう恐ろしいレベルです。

でも昨今の自転車通勤人気に合わせて、ぴったりなバッグがあるんです。それがエース「ラパックエア」シリーズ。

背中とリュックの間に空気の通り道を確保する“エアベンチレーション”構造を採用し、通常の背面がフラットなリュックに比べて放熱性を大幅UP。加えて、前モデルよりも軽くなっています。

背中が蒸れないビジネスリュック、まさに自転車通勤にぴったりです。

 

■汗でびちょびちょな背中にさよなら

▲「ラパックエアV2 リュック 15.6インチ」(2万6400円)サイズ:W30×H42×D14cm、重さ:1060g、容量: 16L

一般的なリュックは背面がフラットなため、背中に密接し熱がこもって汗だくになってしまいます。

しかしこの「ラパックエアV2」は、“エアベンチレーション”構造になっていて夏でも背中が蒸れにくい快適な背負い心地を実現しています。

黒いX型の枠を背面に取り付けバッグ自体を湾曲させ、背中にあたるメッシュとの間に空間を生み出すことで、背中とリュックが密着しないようになっています。

メッシュ素材は薄いものなのですが、蜂の巣構造に編むことで耐久性を確保。ハリがあり、ストレスなく身体に馴染んでくれるため、体全体で背負っているような背負い心地を体感できます。

また枠が付いているからといって重くなっているわけではありません。むしろこのリュック、実際に背負った時はかなり軽い。この軽さが前モデルからの大幅な改善点であり、ユーザーファーストなつくりにエースらしいこだわりを感じます。

この“エアベンチレーション”構造によって、背負った時に自然と隙間が生まれます。リュック本体の背面も湾曲しているのですが、そこはビジネスリュックらしく必要な内装スペースはしっかり確保。隙間を最小限に留めてるので、背中に隙間があるリュックに見えにくいのもポイントですね。

腰にあたる部分には負荷を分散してくれるパッドが付けられています。以前、本格ロードバイクで走行していた時に、リュックの重さがちょうど腰に集中してしまい、腰を痛めてしまった経験が…。そんな自分にはありがたいディテールです。

ショルダーベルトはメッシュに加えて、中の緩衝材にパンチングを施すことで通気性を確保。背中だけでなく前面にも蒸れに対する工夫がされています。

チェストベルトにより走行時のズレを軽減。簡単に位置を変えられるため好みの高さやフィット感に調整可能です。

実際に背負って走行してみると背中に熱がこもらないことを実感できました。

普段使っているリュックに比べて背中の汗の量も少なく、いつもよりもストレスレスで走行することができたのには驚きです。

また、背中に接するメッシュは前傾姿勢時には身体に添うようにフィット。背中全体で背負っているような背負い心地が実現されています。

 

■蒸れ対策だけじゃなくバッグとしても優秀

ボックス型のリュックとシンプルなデザインはビジカジシーンにぴったり。さまざまなシチュエーションに合わせやすいブラックもいいけれど、自転車通勤におすすめなのはグレー。

夜間の走行中でも視認性が高いだけでなく、ネイビーやグレーなどビジネスタイルの定番カラーとも相性がいいのがポイント。また、ブラックに比べてコーディネートに軽さが出るため、よりビジカジスタイルとの親和性が高い色です。

背中側のファスナーを開けるとPCスペースが配置されています。背中側は湾曲しているため、前面側に15.6インチが入るPCポケットを設置。フルオープンにしても底まで開ききらないためPCの重みで前に倒れにくい仕様に。ストレスを感じることなく出し入れが可能です。

フロント側のメインポケットはシンプルに設計されているため、書類や着替えなどを入れておくのにちょうどいい広さ。B4のクリアファイルが入る大容量が魅力です。また、サイドも開ききらないように作られています。

内装にはドリンクを入れるポケットも装備。

また、サイドの開きすぎ防止の部分には面ファスナーが付けられていて、外せばガバッと大きく開くことも可能。出張で着替えを詰め込む時などにも手軽に出し入れをできるようになっています。

フロントポケット上部の内装にはペンホルダーが2つと小ポケット2つを備えていて、貴重品や使用頻度の高いもの、今なら消毒スプレーやエコバッグなど細かいものも収納できます。フロントポケット下部はシンプルな内装になっているためタオルを入れたり、突然の雨に対応するためのアウターを入れたりとフレキシブルに使えそうです。

本体生地には耐久性と軽量性に優れた“ナイロン×ポリエステル450デニール リップストップ”を使用。裏側にはポリウレタンコーティング、表面には撥水加工が施されているため、突然の雨でも浸水しにくい作りになっています。傘がさせない自転車の走行時にはありがたいスペックですね。

外側サイドにはペットボトルや折り畳み傘を収納できるポケットが両サイドに装備されています。夏の暑い時期は給水用のドリンクポケットとして重宝します。

バッグ上部にはハンドルがついているため縦持ちも可能です。

*  *  *

扇風機のように送風されるわけではないので、初めは涼しさを感じにくかったのですが、いつものリュックに戻った時に「ラパックエアV2」の快適さを改めて実感。

放熱性が高いため背中が汗でびっしょりにならないだけでなく、リュックの背面が汗で汚れてしまうことも防いでくれます。

洗濯することが難しいリュックは清潔さを保ちにくいアイテムです。そういう意味でも“エアベンチレーション”構造は役に立ってくれます。

体の芯から暑くなってしまう自転車通勤だけでなく、まだまだ暑さの続くこれからの季節、電車通勤でも背中が蒸れないのでいいですよ。

>> ace.

 

<取材・文/宇田川雄一

宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。

 

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