iPhone13用のTIとBroadcom製部品不足で出荷台数1,000万台減少懸念

iPhone13 Pro
 
Texas InstrumentsとBroadcomからの部品供給数が十分ではないことと、新型コロナウイルス感染症の影響による工場閉鎖などにより、iPhone13シリーズの製造に影響が出る可能性が伝えられました。

ワイヤレス充電 受信ICなどが不足か

J.P.Morganのアナリスト、サミック・チャタジー氏が、半導体不足とアジア地域での工場閉鎖によりiPhone13シリーズの出荷台数と販売台数が減少、2022年第1四半期(1月〜3月)のiPhoneの売上高予測を前年同期比4%減となる630億ドル(約7兆2,000億円)に引き下げました。
 
Bloombergは、2021年第4四半期(10月〜12月)のiPhone13シリーズの出荷台数が半導体不足の影響を受け、当初計画よりも1,000万台減少すると伝えていました。
 
同メディアによれば、供給数が不足しているのはTexas Instruments製の有機ELディスプレイ関連部品とBroadcomのワイヤレス関連部品のようです。

台湾サプライヤーの受注状況に変更なし

台湾メディアDigiTimesは複数回にわたりiPhone13シリーズ減産の兆候はみられないと報じていましたが、同メディアが取り上げたカメラモジュールやプリント基板関連のサプライヤー以外の部品で、供給数不足に直面している模様です。
 
 
Source:Reuters, Bloomberg via iMore
Photo:Apple
(FT729)


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