キヤノン株式会社と株式会社フォトクリエイトは、キヤノンが開発した自動撮影カメラ「PowerShot PICK」で保育施設の様子を撮影し、その写真を「スナップスナップ」上で保護者に販売する実証実験を実施しました。
撮影者がいない新たな撮影スタイル
「PowerShot PICK」は、周囲にいる人物の顔を自動で認識・追尾し、適切な構図で静止画・動画を自動撮影するカメラ。撮影データからおすすめの画像を自動で抽出する機能もあります。
音声操作にも対応し、静止画・動画の切り替えや被写体の変更などをハンズフリーで実行できるのもポイントでしょう。また、専用アプリ「Connect app for Mini PTZ Cam」をインストールしたスマートフォンでは、画像の閲覧や撮影条件の変更、カメラのリモート操作などが可能になるといいます。
本体は約170gという小型・軽量設計で持ち運びに便利なうえ、パン・チルト・ズーム機構を搭載しているため屋外などで広範囲を撮影したいときにも重宝しそうです。なお同製品は、2021年11月末に発売予定。
保育士などの業務負荷軽減にも期待
今回実施された実証実験では、この「PowerShot PICK」で保育施設の様子を自動撮影しました。同実験では保育士が画像の選別を行いましたが、「PowerShot PICK」のおすすめの画像を自動で抽出する機能を活用することで、業務負荷軽減につながるとの期待もあるようです。
今回撮影された画像は、フォトクリエイトが運営する、スクール向けインターネット写真サービス「スナップスナップ」上で保護者に向けて販売されました。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/166299
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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