MediaTekはフラッグシップ システム・オン・チップ(SoC)であるDimensity 9000を先日発表しましたが、より数量の出るミドルハイエンドSoC市場のシェアもQualcommから奪おうとしています。
ミドルハイエンドスマートフォン向けSoCであるDimensity 8000のスペックがリークされ、QualcommのSnapdragon 870を意識したスペックとなっていることがわかりました。
Dimensity 8000のスペックがリーク
この情報はTwitterユーザーのAbhishek Yadav氏(@yabhishekhd)からもたらされました。
リークされたDimensity 8000のスペックを、MediaTekのDimensity 9000とDimensity 1100、およびQualcommのSnapdragon 870と比較したものが以下の表です。
Dimensity 8000 | Dimensity 1100 | Dimensity 9000 | Snapdragon 870 | |
---|---|---|---|---|
CPU | Cortex-A78 x 4(@2.75GHz) + Cortex-A55 x 4(@2.0GHz) |
Cortex-A78 x 4(@2.6GHz) + Cortex-A55 x 4(@2.0GHz) |
Cortex-X2 x 1(@3.05GHz) + Cortex-A710 x 3(@2.85GHz) + Cortex-A510 x 4(@1.8GHz) |
Cortex A77(@3.2GHz) x 1 + Cortex A77(@2.40GHz) x 3 + Cortex A55(@1.80GHz) x 4 |
GPU | Mali-G510 MC6 | Mali-G77 MC9 | Mali-G710 | Adreno 650 |
製造プロセス | 5nm(TSMC) | 6nm(TSMC) | 4nm(TSMC) | 7nm(TSMC) |
CPUスペックについては、前世代に当たるDimensity 1100よりも少しスペックアップされています。
ライバルであるSnapdragon 870に比べると、高速コアがありませんが、CPUコアの世代は新しく、全体的にはスペックが上のようです。
また、製造プロセスは5nmであり、Snapdragon 870の7nmよりも性能や消費電力の面で有利といえます。
高リフレッシュレートディスプレイもサポート
その他のリークされたスペックとしては、168Hz(FHD+解像度)/120Hz(QHD+解像度)の高リフレッシュレートディスプレイのサポートが挙げられます。
また、LPDDR5 RAMやUFS 3.1もサポートされるとのことです。
リリース日は不明ですが、MediaTekはDimensity 8000の詳細について近く発表すると考えられています。
Source: Abhishek Yadav/Twitter via Notebookcheck
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-427196/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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