米Microsoft、ゲーム大手Activision Blizzardの買収を発表

Xbox Game Pass
 
Microsoftは現地時間1月18日、「コール オブ デューティシリーズ」「キャンディークラッシュ」などの人気ゲームを手掛ける米大手ゲームメーカー「Activision Blizzard」を、約700億ドル(約8兆円)で買収すると発表しました。Microsoftは、この買収により「あらゆるデバイスで、ゲームの楽しさとコミュニティを提供できるようになる」としています。

米Microsoft、Activision Blizzardを買収

今回の買収により、Activision Blizzardの複数のゲームが、Microsoftのゲームサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」で提供されることになります。また、MicrosoftはActivision Blizzardのゲームの多くをXbox Game Passに追加し、Xbox Game Passのポートフォリオを強化していく予定です。なお、Xbox Game Pass加入者は現在、2,500万人を超えているとのことです。
 
Activision Blizzardは、190カ国、約4億人の月間アクティブプレイヤーと30億ドル規模のフランチャイズを抱えており、Xbox Game Passのラインナップは、多様なゲームコンテンツを備える業界で最も魅力的なものの1つになるでしょう。
 
なお、Microsoftは買収完了後、パブリッシングとesportsの生産能力に加え、30カ所のゲーム開発スタジオを社内に持つことになります。

AppleとMicrosoftについて

MicrosoftのXbox Game Passは、Safariを介してiPhoneとiPadで利用できますが、App Storeのアプリでは動作しません。Appleはオールインワンのゲーム配信サービスをApp Store上で許可しているものの、サービスで提供される全てのゲームはApp Storeの審査プロセスを経て個別に承認される必要があります。
 
Appleには、Xbox Game Passに相当するゲーム定額制サービス「Apple Arcade」があります。Apple Arcadeのサービスは2019年に提供が開始され、iPhone、iPad、Mac、Apple TVでプレイできるよう次々と新作ゲームが追加されています。しかし、今回の買収により、Appleには大きなプレッシャーがかかる可能性があります。
 
 
Source:Microsoft via MacRumors
(m7000)


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