AirTagを使って盗難車を再び盗もうとした犯人、AirTagによって阻止される

AirTagの画像
 
AirTagは盗難や紛失を防ぐのに役立つ一方、犯罪者からの利用も数多く報告されています。
 
アメリカでAirTagを使って車を盗もうとしたところ、逆にAirTagによって阻止されるという事件が起きました。

盗品の車を再び盗むためにAirTagを設置、iPhoneの警告によって発見

Fox 7 Austinが報じたところによると、ある男性がiPhoneからの通知により、最近購入した車にAirTagが設置されていることに気づきました
 
警察に通報したところ、実はその車が盗難車であることが発覚したそうです。
 
AirTagを設置した犯人は、この車を再び盗んで売るためにAirTagを設置した可能性が高いとされています。
 
犯人はおそらくその車の鍵を持っているため、AirTagを使って車の置き場所を見つければ簡単に盗み出すことが可能です。
 
幸いこの車は元の持ち主の元に戻りましたが、盗難車と知らずに買った男性は支払い済みの頭金800ドル(約91,129円)をドブに捨てることになりました。

ストーカーなどの犯罪者に利用されるAirTag

AirTagについては盗難以外にもストーカーが対象者を追跡するのに利用するなど、犯罪者による利用が後を絶ちません。
 
アメリカでは、AirTagによる犯罪に対して注意喚起をおこなうための動画を警察が公開しています。
 
自分が取り付けたものではないAirTagについては、iPhoneを利用していれば警告の通知を受け取ることが可能です。
 
しかしながら、Androidスマートフォンではこのような通知を受けることはできず、発見が難しい可能性があります。
 
iMoreはAirTagおよび類似の製品の開発メーカーについて、多くの人が悪用されないための対策が足りないと考えていると指摘しています。

 
 
Source: Fox 7 Austin via iMore
(ハウザー)


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