土佐和紙のグラデ文字盤が美しい!エコ・ドライブ搭載の「ザ・シチズン」新作

“借景”とは、日本庭園などに用いられる造園技法のひとつで、庭園の外にある山や森林などの自然の景色までもひとまとめにして、庭園の景観として見せる手法。そして、借景を家の中に取り込んで、絵画のように写す窓のことを“借景窓”と呼びます。

そんな四季折々の情景を切り取る“借景窓”を文字板で表現した時計が、The CITIZEN(ザ・シチズン)から「Iconic Nature Collection(アイコニック ネイチャー コレクション)」(38万5000円)として登場。四季をイメージした4モデルがラインナップされています。

▲「息吹(IBUKI)」

4つのモデルはそれぞれ四季をイメージしており、春は草花の芽吹きを感じさせる新緑の「息吹(IBUKI)」、夏はスカイブルーとオーシャンブルーの澄み渡る青を表現した「紺碧(KOMPEKI)」、秋は紅葉する木々の美しさが伝わる「綾錦(AYANISHIKI)」、冬は深々と降り積もる雪を描いた「静寂(SHIJIMA)」と名付けられています。

▲「紺碧(KOMPEKI)」

文字板で四季の織り成す陰影を描き出すのは、グラデーションが施された半透明の上板と、その下に敷かれた土佐和紙。

各モデルのイメージに合わせた2種類の土佐和紙が使い分けられていて、「息吹」と「紺碧」には世界で最も薄い和紙といわれる“土佐典具帖紙(とさてんぐじょうし)”、「綾錦」と「静寂」には繊維の塊を残した“雲龍紙(うんりゅうし)”を採用。雲のように伸びる、雲龍紙の長い繊維の配合はシチズンのオリジナルです。

▲「綾錦(AYANISHIKI)」

光が透ける和紙はデザイン性だけでなく、光発電のエコ・ドライブと相性がよいという利点も。

▲「静寂(SHIJIMA)」

なお、当モデルに搭載されているエコ・ドライブムーブメントは、年差±5秒と高精度で、2100年2月28日までカレンダーの修正が不要なパーペチュアルカレンダーを搭載。電池を定期的に交換したり、こまめに時間を修正する必要はありません。

日本人の腕になじむ38.3mmのケースは、ステンレスより約40%軽く、ステンレスの約5倍の硬度を持つ、シチズン独自のスーパーチタニウム製。ストラップは、環境への配慮や作業工程の安全性が評価された、LWG(レザーワーキンググループ)認証のタンナー(製革業者)が手掛けたワニ革を採用しています。

「息吹」と「紺碧」は2月24日、「綾錦」と「静寂」は8月発売予定。それぞれ世界限定250本となっています。

>> The CITIZEN「Iconic Nature Collection」

<文/&GP>

 

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