過酷な環境も快適に。フランス発、スマホで温度調節できるアウトドアブランドが国内本格展開へ

人間の身体は体温を約37℃に保とうとする能力を備えています。しかし過酷な環境下では体温維持が不十分となり、断熱などの対応が必要となるでしょう。

そこで今回紹介するのは、雪山登山や夏場のトレッキングなどで重宝しそうなアウトドアブランド「THERM-IC(サーミック)」。フランス発のスポーツ用品を展開するシダスジャパン株式会社が、国内での本格展開を開始すると発表したところです。

アプリで温度調節できる製品をピックアップ

「THERM-IC」は、過酷な環境下において独自の熱伝導技術で必要な部分の温度を上昇させ、体温を37℃に保つのをサポートするデバイスつきの製品を提供中。そのなかでも、スマートフォンアプリで温度調節ができる製品に注目してみましょう。

まずは、厳しい寒さから足を保護するヒーティング機能付きソックス「パワーソックス ヒートフュージョン ユニ」。外側にバッテリーを取り付けると、冷えやすい足先などを温めてくれます。アプリからの操作で10段階、バッテリー本体操作で3段階の温度調節が可能です。

次に、足裏を温める「ヒート3Dインソール」。足とブーツのフィット感を高める3D形状や優れたクッション性を発揮するEVAフォームによって、保温しながらしっかりしたサポート力を保ちます。こちらも、アプリ操作で10段階、バッテリー操作で3段階の温度調節が可能です。

そして、上半身を温める「ヒーテッドベスト」。極薄の発熱体内蔵で、腹部・背中・ポケット周辺を均一に暖めます。このベストは、アプリ操作で6段階の温度調節が可能です。

これらの製品には、動作時と静止時のヒーティングを制御する「MOTION CONTROL」機能や、“ONを5分 OFFを1分”など電源のON・OFF設定機能、ソックス・インソールの左右異なる温度設定機能などがついています。

夏場にも適した商品ラインナップへ

「THERM-IC」が対応するのは、寒い環境だけではありません。今回同社は、夏場のトレッキングにも適した商品ラインナップへ拡充すると発表しました。

具体的には、35℃から-30℃までの気温を6つに分類し、それぞれの温度域に最適なギアをインソール・ソックス・ベスト・グローブといった4つの商品カテゴリで展開するようです。

また、夏場の登山用のソックスには軽量かつ弾力性があり、速乾性にも優れた繊維「ピュア・アイシー」を採用。通常、高機能素材でよく使用されるポリアミドよりCO2排出量が25%少ないため環境に優しいといいます。

こういったラインナップ拡充やキービジュアルなどのリブランディングにより、「THERM-IC」の国内本格展開をスタートした同社。同時に、Netflixでドキュメンタリー映画が話題の登山家 ニルマル・プルジャ氏をアンバサダーに迎えたことも発表しています。

PR TIMES
「THERM-IC」ブランドサイト

(文・Higuchi)


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