Windows 11の目玉機能であるAndroidアプリの実行機能ですが、アプリの配信がGoogle PlayストアからではなくAmazon Appstoreからのため、Androidスマートフォンに比べて利用可能なアプリの種類が限られています。
より多くのアプリを使いたい人を狙い、Windows 11にGoogle Playストアを追加すると称するツールにマルウェアが仕込まれていることがわかりました。
Google Playとともにマルウェアを追加するツール
このツールは「Windows Toolbox」と呼ばれ、GitHub上で公開されています。
Windows 11に対して、AndroidサブシステムへのGoogle Playのインストールや、WindowsとMicrosoft Officeのアクティベーションといったことをおこなう機能があるとされています。
しかしながら、そのコードは難読化されているものの、解析してみるとインストールしたデバイス上でコマンドを実行したりファイルをダウンロードしたりできるようになっていたそうです。
WindowsやOfficeのアクティベーションはもちろん、Google Playの追加はMicrosoftが公式に認めたものではなく、そもそもこのようなツールを使用すべきではありません。
約1,000本のAndroidアプリしか利用できないWindows 11
Androidアプリ実行機能はWindows 11の目玉機能とされていましたが、リリース時には実装されず、現在もアメリカのみでプレビュー版が公開されるにとどまっています。
また、利用できるアプリ数も、数百万本以上のアプリ数を誇るGoogle Playストアに対し、Windows 11が利用するAmazon Appstoreはプレビュー版の時点で約1,000本しかありません。
このため非公式にGoogle PlayストアをWindows 11で利用可能にしたり、Androidアプリをサイドロードしたりする手段がユーザーによって公開されています。
しかしながら、今回のようにマルウェアが仕込まれていることもあるため、安易に手を出すべきではないでしょう。
Source: Bleeping Computer
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-450653/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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