E Ink(電子ペーパー)端末を販売するSKTは、25.3インチの大型ディスプレイを備えるEInkモニター「BOOX Mira Pro」の国内販売を開始しました。
価格はオープン(26万8000円前後)で、自社店舗およびオンラインストアにて販売します。
据え置き仕様の大型電子ペーパー
「BOOX Mira Pro」を手掛けるONYX Internationalは、E Ink搭載のAndroid端末「BOOX(ブークス)」シリーズを展開しています。
BOOX Mira Proは、E Ink端末としては珍しい完全据え置き型のモニターです。本体サイズは約594.2 x 349.2 x 26.5mm、厚みは最薄部で11mm、本体重量約2.75kgとなっています。
見た目は非常に洗練されていて、一般的なPCモニターと見比べても遜色ありません。モニター背面にはVESAマウント用の穴(75×75mm)が設けられており、市販のモニターアームを使用することもできます。
WindowsやMacを接続可能
BOOX Mira Proのディスプレイは25.3インチの大型電子ペーパーで、解像度は3200×1800(145dpi)。通常の液晶モニターと異なりバックライトによる発光がないため、長時間使用しても目が疲れにくいのが特徴です。
E Ink(電子ペーパー)のネックとして描画速度の遅さや残像が挙げられますが、BOOX Miraシリーズは実用に足るリフレッシュレートと低遅延をうたっています。
インターフェースでは、mini HDMIとフルサイズHDMIの入力端子を1基ずつ搭載。ほかUSB Type-C端子×2、DP×1、そしてDC1基の構成となっており、WindowsやMacをつないで表示することができます(縦表示も可能!)。
実際の挙動はデモ動画で確認
さらにBOOX Mira Proでは、内容に応じた4つの表示モード(ノーマル・テキスト・ビデオ・スライドショー)を設定できます。デュアルスピーカーを内蔵しているので、音声コンテンツも楽しめます。
もちろん電子ペーパーですので、表示色はグレースケール(16色まで)に限られること、また中国発のプロダクトであるため、設定まわりの日本語対応など気になる点もあります。
それでもE Inkに慣れているユーザーにとっては、興味深い選択肢の一つになりそうです。実際の挙動は、製品発表会のデモやレビュー動画から確認することができます。
(文・九条ハル)
- Original:https://techable.jp/archives/178338
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:九条ハル
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