Appleは2013年にOS X MountainをOX Mavericksに置き換えて以来、米カリフォルニア州の地名をmacOSに採用し続けています。6月初旬に催された世界開発者会議(WWDC22)で新たに発表されたmacOS Venturaもまたカリフォルニア州の地名となっていますが、このトレンドは若干変化しつつあるようです。
壁紙とmacOSの呼称の地名との間に関係がない場合も?
YouTuberのグループが歴代のmacOSの壁紙の再現に挑戦するなど、これまでmacOSの呼称の地名で撮影された写真がOSの公式壁紙として採用されるのが通例となってきましたが、2018年のmacOS Mojave(モハーヴェ)から実際の土地とは直接関係のない写真が使用される新たなトレンドが生まれている、と米メディアAppleInsiderは指摘しています。実際YouTuberのグループは、モハーヴェ砂漠で壁紙と同じ場所を探し出すことができませんでした。
それもそのはず、macOS Mojaveの砂漠の壁紙は、デスヴァレーで撮影されたものだったからです。デスヴァレーという地名がmacOSの呼称として採用された場合、「macOS Death Valley」となり、“Death(死)”という言葉が入りOSの名前としては適さないため、別の呼称になったという経緯があるとされています。
macOS Big Sur、macOS Monterey、そして先日発表されたばかりのmacOS Venturaでは、比較的抽象的なイラストが公式壁紙として採用されており、写実的な表現は避けられるようになっています。
Appleマップガイドで全地点を閲覧可能
AppleInsiderは、AppleマップガイドでOS X MavericksからmacOS Venturaまでの10地点を俯瞰できるようまとめてくれています(ソース元を参照)。
Appleが次のmacOSでも再びカリフォルニア州の地名を採用するのか、それともまったく別のシリーズに置き換えられるのか、来年度の発表が今から楽しみになってきます。
Source:Apple via AppleInsider
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-462376/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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