Apple Watch Series 9用モデムをMediaTekが受注との観測

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経済日報が、MediaTekApple Watch Series 9用モデムの受注に成功したとの情報が流れていると報じました。

2023年後半にApple Watch用モデムを出荷開始と噂

経済日報によれば、MediaTekApple Watch Series 9用モデムの受注に成功したとの情報が流れているとのことです。
 
本情報が事実である場合、MediaTekのApple Watch Series 9用モデムの売上高は年間45億ニュー台湾ドル(約207億6,000万円)に達すると、経済日報は伝えています。

モデム関連特許問題を回避し、Qualcomm排除か

Apple Watch Series 3には、Qualcomm製モデム「MDM9635M(Snapdragon X7 LTEモデム)」が搭載されていることを、TechInsightsが報告していました。
 
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Appleは自社設計5Gモデムを開発し、Qualcomm製モデムから切り替えようとしていますが、両社の和解条件から困難とみられています。
 
その場合、5Gモデム関連特許に抵触することのないMediaTek製モデムを用いて、これを回避しようとしているのかもしれません。

MediaTekは否定するが

ただし、MediaTekはメディアの取材に対して「当社がApple Watch Series 9用モデムの受注に成功したとの事実はない」と否定したようです。
 
もっとも、MediaTekとAppleがモデム供給について同意に達しているとしても、サプライヤーであるMediaTekがそれを明らかにすることは取引基本契約書などで禁じられていると推察されます。
 
MediaTekは2022年7月29日に企業説明会を実施予定ですが、スマホ市場の低迷による顧客企業の在庫調整により、売上高が減少傾向にあると経済日報は指摘しています。
 
 
Source:経済日報, TechInsights
Photo:EverythingApplePro EAP/YouTube
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