今すぐ“ツウぶれる”キャンプウエア18選【キャンプギア BEST HIT名鑑】

【キャンプギア BEST HIT名鑑】

キャンプ場では、こなれたキャンパーは格好良く見えるもの。所作や使っている道具はもちろん、着ているウエアにもこだわりが感じられる。そこで、キャンプ場で一目置かれるウエア、シューズ、アクセサリーを紹介。アウトドアに詳しいスタイリストの近澤一雅さんがセレクトしたアイテムを着ていれば、キャンプ初心者でもツウぶれる!

*  *  *

空前のキャンプブームを背景に、アウトドアブランドを始め、アパレルブランドのキャンプ向けウエアも出そろった2022年。選択肢はさらに広がり、おしゃれ迷子になってしまう。そんなキャンパーに、近澤さんがアドバイス。

「ブーム以前はアウトドアブランドの高機能ウエアが人気でした。でも、キャンプにはオーバースペックということで、速乾素材やポケットの多いアパレルブランドの機能服が今は主流に。そして次の狙い目は、そんな街でも着られるデザインで、かつ機能を備えたアウトドアブランドのウエアです」

信頼のアウトドアブランドが手がける、肩肘張らない機能服。実用的でおしゃれに着こなせるのが魅力だという。

「あと、分かりやすいトレンドとしてはアースカラーです。着こなしやすく、こなれた印象を与えます」

頑張りすぎず、疎すぎず。こなれ感を演出できるウエアを選んで、夏のキャンプを楽しみたい。

スタイリスト 近澤一雅さん
アウトドアブランドの広告や、モノ・ファッション誌のアウトドア企画を数多く手掛けるスタイリスト。ウエアからギア、アクティビティまで、アウトドア全般に精通している

 

【ウエア編】

一般的にアウトドアウエアは色が派手だが、街でも着られるアースカラーのものがおすすめ。また、焚き火がメインであれば難燃素材を選ぶなど、作業や動きを想定した服はツウぶれる!

 

1. たけだバーベキューさんのこだわりを反映した一着

デザインはシンプルですが、使い勝手のいいディテールを搭載しています。撥油加工という新しい機能も魅力(近澤さん)

コロンビア
「ツキャノンアイルショートスリーブシャツ」(1万2100円)

アウトドアタレントとして活躍中のたけだバーベキューさんとコラボしたキャンプシャツ。各ポケットが大きく、背面にメッシュポケット、右胸にサングラス用ポケットを搭載。生地には撥水・撥油加工が施されている。

 

2. タウンユースにも活躍する名作「デナリ」のフルレングス

軽さと弾力性を持った人気ショーツのフルレングスが登場しました。幅広いシーンで着用できる注目作です(近澤さん)

ワイルドシングス
「N/PU デナリパンツ」(1万780円)

ブランドの代表作「デナリジャケット」のポケットデザインを踏襲し、手を入れやすいように後ろ身頃の左ポケットを脇側に配置。しなやかで丈夫なナイロン素材を使用し、ゆるやかなテーパードシルエットに仕上げている。

 

3. レイヤリングしやすい半袖インサレーション

軽量でかさばらず、マルチに使える半袖のインサレーションです。裾にはドローコードも付いています(近澤さん)

フーディニ
「オール ウェザー ティーネック」(2万4200円)

首元にスナップボタンをあしらった、汎用性の高いTシャツタイプのインサレーション。表地には撥水加工を施し、中綿には軽量で暖かいプリマロフト素材を使用しており、優れた透湿性・速乾性・防風性を備える。

 

4. 多彩なポケットを搭載した手ぶらで過ごせるオーバーオール

オーバーオールは男女問わずトレンドになりつつある注目アイテム。これはポケットが多いところも魅力です(近澤さん)

グリップスワニー
「GS CAMP OVERALL」(1万7600円)

人気が高まっているキャンプ仕様のオーバーオール。ポケットを9つ搭載し、スマホからキャンプギアまで収納可能。素材には、耐摩耗性に優れ、速乾性・通気性のあるサプレックスナイロンを使用。ドライな着心地も特徴。

 

5. 実用性もデザイン性も文句なし!収納力抜群の注目ベスト

実際に農作業でテストを重ねて作られた一着。実用性が高くデザイン性も高い、アウトドアベストの優勝候補(近澤さん)

KEIMEN
「Vest」(1万8700円)

農業から着想を得た注目ブランド「カイメン」のベスト。前方2カ所にマチ付きポケット、背面に大型ポケットを搭載し、畑仕事のための道具や収穫した野菜を入れられるようになっている。キャンプシーンでも大活躍!

 

6. 汚れてもポケッタブル仕様で解決!川遊びに最適な一着

前面ポケットに折り畳んで収納できるポッケタブル仕様で、汚れても気にせず持ち運べるので川遊びに最適(近澤さん)

カリマー
「camp amphibious crew」(1万3200円)

川遊びを想定して開発された、キャンプシーン向けのクルーネック。生地は特殊な二重構造で、撥水加工と抗菌加工が施されている。前面の大容量ポケットはハンドウォーマーとして使え、水抜き穴も搭載している。

 

7. 焚き火や料理で活躍する多収納の難燃エプロン

難燃素材はキャンプの強い味方です。ウエストに大ポケット、胸に小ポケットがあるので作業にも便利!(近澤さん)

ザ・ノース・フェイス
「ファイヤーフライエプロン」(1万5400円)

難燃性と耐久性に優れたコーデュラナイロン生地を使用。生地に火の粉がつくと、微量のガスが燃焼部分の酸素を奪って無酸素状態にして消火する。火がついた部分は即座に炭化し、溶けた生地の液垂れによる、やけどリスクを低減。

 

【シューズ編】

現在のキャンプシーンでは、靴とサンダルの2足持ちは当たり前。使い分ければ快適に過ごせる。靴はどんな服にも合わせやすいカラーを、サンダルは遊びのあるデザインを選ぶのがおすすめだ。

 

8. リサイクル素材を採用した軽量防水ハイクシューズ

ホカらしい分厚いミッドソールで、クッション性も反発性も文句なし。足元のボリューム作りにも最適です(近澤さん)

HOKA
「アナカパミッド GTX」(3万800円)

レザーワーキンググループ認証の軽量レザー、リサイクルポリエステル素材のパーツを使用したサステナブルな一足。ゴアテックスファブリクスによる防水仕様で、クッション性も抜群。アウトソールはビブラム社製。

 

9. 足をしっかりホールドしながらコーデに抜け感をプラス!

このストラップはホールド感と肌露出のバランスが絶妙。足元が軽くなり、コーデに抜け感が生まれます(近澤さん)

Teva
「ハリケーン バージ」(1万450円)

速乾性と耐久性に優れた、さまざまなフィールドで活躍するストラップサンダル。地球にやさしい100%再生ポリエステル素材のウェビングを採用。足の甲でクロスするデザインにより、足元をしっかりホールドできる。

 

10. 足を保護しながら夏のアクティビティを満喫できる一足

足を保護しながら夏のキャンプを快適に過ごせる一足。ソリッドで合わせやすいカラーリングも魅力です(近澤さん)

HOKA
「ホパラ」(1万6500円)

本格アウトドア派のためのマウンテンサンダル。シンセティック素材のアッパーに排水するための切り込みを入れ、通気性を確保しつつ、足をしっかり固定。あらゆるフィールドをアクティブに楽しめる。

 

11.撥水・撥油で汚れにくい脱ぎ履きがラクなモックシューズ

クラシック感溢れるデザインに、ワークテイストのカラーを採用。落ち着いていて、いろいろな服に合わせやすい!(近澤さん)

コロンビア
「ヘイジーレイジー モック オムニテック」(1万3750円)

たけだバーベキューさんとのコラボモデル。撥水・撥油加工が施されており、泥汚れや油汚れを気にせずにBBQが楽しめる。脱ぎ履きが容易なモックタイプのため、テントの出入りもしやすい。リラックスして過ごせる一足だ。

 

12. 優れた防水透湿性を備えた軽量ローカットシューズ

アスファルトから山頂までをつなぐ軽量シューズ。ローカットなので履きやすく、タウンユースにも最適です(近澤さん)

メレル
「モアブ スピード ゴアテックス」(1万8480円)

メレルを代表するハイキングシューズ「モアブ」シリーズのゴアテックス仕様。環境負荷低減のため、廃材を出さない工程で製造したソールやリサイクル素材のパーツを数多く採用。履き心地抜群で、グリップ力や耐久性も高い。

 

13. 山でも海でも街でも活躍!水陸両用シューズサンダル

見た目以上に快適な履き心地とキャンプでも街でも映えるキャッチーなデザインが魅力のサンダルです(近澤さん)

メレル
「ハイドロ モック ドリフト」(6600円)

通気性や水抜けに優れた水陸両用モデル。サステナブルな素材と成形技術を採用。水面の動きからインスパイアされたグラデーションカラーが特徴で、キャンプはもちろんウォーターアクティビティやタウンユースにも最適。

 

【アクセサリー編】

用意しておきたいのがミニバッグ。日常使いの財布やバッグは大きくて邪魔になるので、入れ替え用があると動きやすい。そのほか、作業や動きを想定したアイテムを持っておくと便利!

 

14. トイレットペーパーを持ち運ぶためのホルダー

マイナーなアイテムですが、機能的で使いやすい。迷彩柄がアクセントになる小振りなサイズ感も魅力です(近澤さん)

cancan
「ロールウォーク」(5390円)

水や汚れに強く、軽くて丈夫なタイベック素材を使用したペーパーホルダー。トイレットペーパーが1ロール入るサイズに設計されている。マチが広く、開口部も紐で調節できるため、サコッシュ代わりにもなる注目アイテム。

 

15. 日よけのシェードが一体化したデザインでやぼったさが皆無!

日よけがついている帽子は見た目がやぼったくなりがち。でも、このハットはそう見せないデザインなのがすごい!(近澤さん)

KEIMEN
「Hat」(9350円)

首や頬の日焼けを防げるよう、広範囲をカバーする形状に。シェードが一体化しているため使いやすく、デザイン性も高い。撥水加工を施したナイロン生地を使用しており、突然の雨にも対応する。ベンチレーションも搭載。

 

16. 紫外線でレンズの色が変化!ソトでもナカでも視界良好

便利すぎる調光レンズに折りたたみ式という合わせ技。キャンプはもちろん、普段使いにも最適です(近澤さん)

Zoff
「OUTDOOR EDITION Zoff|YURIE 折りたたみサングラス ZN221G04_14E1」(8800円)

人気のアウトドアクリエイター・YURIEさんとのコラボモデル。紫外線に反応してレンズの色が変化する調光レンズを採用した折りたたみ式サングラス。テントの出入りが多いキャンプシーンでも日常でも重宝する。

 

17. キャンプ時のサブウォレットに!水にも強い便利なミニホルダー

サブウォレットとして活躍。ちなみにネックストラップは取り外し可能です(近澤さん)

ザ・ノース・フェイス
「フィルデンスミニホルダー」(3850円)

内部にカードホルダーとコインポケットを備え、財布として使用できるネックストラップ付きホルダー。必要な物だけを持ち歩きたいキャンプや野外フェスに便利。ナイロン素材にTPUラミネートを施し、耐水性にも優れる。

 

18. ありそうでなかった難燃素材の焚き火専用ゲイター

ショートパンツ派に嬉しい足元の救世主。これがあれば、ナイロンパンツや短パンでも焚き火が楽しめます(近澤さん)

グリップスワニー
「TAKIBI GAITER」(7700円)

ミリタリーファブリックの難燃生地、BRAZE SHIELDを使った焚き火専用ゲイター。従来の難燃素材と比べて5倍の強度があり、接炎しても溶融せずに炭化する。お気に入りの靴やパンツを火の粉から守る!

>> 特集【キャンプギア BEST HIT名鑑】

※2022年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号80-83ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/津田昌宏>

 

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