Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、Appelの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏と、初代iPhoneの販売方式をめぐって複数年にわたって議論を交わしたと語っています。
iPhone14発表イベントの後、別イベントに登壇したクック氏
Appleのティム・クックCEOは、iPhone14などを発表した「Far Out.」イベントの後、テクノロジーイベントCode Conferenceに登壇しました。
ティム・クックCEOは、元Appleの最高デザイン責任者(CDO)ジョナサン・アイブ氏、スティーブ・ジョブズ氏の元妻であるローレンス・パウエル・ジョブズ氏とともに、スティーブ・ジョブズ氏がテクノロジーや文化に与えた影響などを語りました。
スティーブ・ジョブズ氏が信頼を置く右腕として知られたティム・クック氏が、ジョブズ氏と交わした人生最大の激論について、同イベントを取材したBloombergのマーク・ガーマン記者が紹介しています。
iPhoneの販売とキャリアの補助金をめぐり意見が対立
2007年に発売された初代iPhoneについて、ティム・クック氏は携帯キャリアに補助金を出してもらい、消費者が安く購入できる方法を提案しました。
しかし、スティーブ・ジョブズ氏は携帯キャリアに補助金を出させるのではなく、携帯キャリアの料金プランの一部をAppleに還元してもらう方法が良い、と考えていました。
結局、初代iPhoneは携帯キャリアの補助金なしで499ドルで発売され、ジョブズ氏の考えが通った形となりました。
「iPhoneの急成長はキャリアの補助金のおかげ」とクック氏
しかし、翌年のiPhone 3Gは携帯キャリアの補助金を導入し、ユーザーは199ドルの負担で購入可能となりました。
なお、日本でiPhoneが最初に発売されたiPhoneが、iPhone 3Gです。
クック氏は、iPhoneの急成長を支えたのはキャリアによる補助金だと語り、この問題についてはジョブズ氏と複数年にわたって議論を交わしたと明かしました。
Source:Power On/Bloomberg
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-485797/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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