​​東京ドームシティで動画を活用した技術伝承の実証実験。ウェアラブルカメラ活用

動画教育プラットフォーム「VideoStep」を運営する株式会社LAMILA(以下、LAMILA)と、クラウド録画サービス「Safie」を運営するセーフィー株式会社(以下、セーフィー)が共同実証実験を実施中。

株式会社東京ドームファシリティーズ(以下、東京ドームファシリティーズ)協力のもと、設備管理など業務の録画データを動画マニュアル化し、技術伝承や人材教育の効率化などに資するシステム構築を目指しています。

VideoStepとSafie

「VideoStep」とは、文字や画像で伝わりにくいノウハウやマニュアルを動画で共有し、蓄積するためのデータベースです。

スクリーン録画やスマートフォンアプリ撮影した動画をPowerPointのような操作感で簡単に編集可能。音声解析AIを搭載しているため動画内の音声は自動で文字起こしされ、字幕編集も簡単なようです。このほか、多言語対応、視聴分析、QRコードやURLで展開できることなども特徴でしょう。

一方「Safie」は、カメラをインターネットにつなぐとPCやスマートフォンからいつでも映像を確認できるサービス。高画質映像や複数のカメラを一括管理できるなどの特徴があります。

撮影・編集・共有がシームレス

今回の実証実験では、ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2」で撮影した映像をワンストップで「VideoStep」へインポート。その後、VideoStepにて動画マニュアル化します。

検証のポイントとしては、ウェアラブルクラウドカメラによって作業者とは別の撮影者が不要になること、映像のシームレスな取り込みと簡単な編集により動画マニュアルの作成・共有時間を削減できることなどが挙げられるでしょう。

また、動画にすることで伝えたい業務内容の均一化やペーパーレス化も実現。さらに、動画をVideoStep上に蓄積することで、知りたい業務内容の検索が簡単にできるといいます。

同実験は8月1日~9月30日の期間、東京ドーム・東京ドームホテル・宇宙ミュージアム TeNQなどで実施中。各施設の清掃・設備管理などにおける業務内容の共有や人材育成、技術伝承への効果を検証しています。

検証を経て、さらに拡大する見込み

今後は、動画マニュアルを実際に新人教育や改善会議にて活用し、半年間をかけて作業品質向上や教育工数削減への貢献度を具体的に数値としてモデリングして効果を実証するとのことです。

LAMILAとセーフィーは、VideoStepとSafie Pocket2を連携したこの仕組みを、現場のリモートマネジメントや技術伝承を実現したい他企業へ展開したいとしています。

また東京ドームファシリティーズでは、施設管理・運営を担う全国の公共施設(体育施設・市民センターなど)でもVideoStepを活用した効率化を図るようです。

PR TIMES
「VideoStep」サービスサイト
「Safie」サービスサイト

(文・Higuchi)


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