クック氏のCEO就任時に1,000ドル分Apple株を購入していたら今いくらになる?

ティム・クック
 
ティム・クック氏は2011年8月、故スティーブ・ジョブズ氏の後任として、Appleの最高経営責任者(CEO)に就任しました。
 
クック氏が経営手腕に優れていることは周知の事実ですが、同氏がCEOになってからAppleの株価がどれだけ上昇したのか、米オンライン・メディアBenzingaが興味深い数字を紹介しています。

2020年8月にAppleの時価総額は2兆ドルに

ジョブズ氏は2011年8月にCEOを退任、取締役会において後任としてクック氏を推薦しました。ジョブズ氏があまりにもカリスマ的な存在だっただけに、当時最高執行責任者(COO)だったクック氏の才覚を危ぶむ声もありましたが、それがまったくの杞憂であったことは、現在のAppleを見れば明らかです。
 
そしてクックCEOのもと、2020年8月に、Appleの株式時価総額は米国企業市場初の2兆ドルを達成します。

クックCEO就任時にApple株を1,000ドル分購入していたら

Benzingaは、クック氏がCEOに就任した時に1,000ドル分のApple株を購入していたら、現在どれだけの価値になっているかを計算しました。
 
ジョブズ氏がAppleを辞任した2011年8月23日のAppleの株価は375.22ドルでした。つまりクック氏のCEO就任時、1,000ドル分で購入できたApple株は2.68株です。
 
Appleは2014年に1株を7株に分割したので、2.68株は18.76株となります。同社は2020年、さらに1株を4株に分割したので、75.04株です。
 
Benzingaの記事執筆時点(現地時間2022年12月3日)でのAppleの株価は147.81ドルなので、クック氏がCEO就任時に1,000ドル分の株式を購入していたら、現在の価値は11,091.66ドルということになります。この計算には配当金支払額は含まれていません。
 
つまりクック氏がCEOを務めてきた11年3カ月で、Appleに投じた1,000ドルは1,099.2%も成長したということです。

 
 
Source:Benzinga
Photo:Tim Cook/Twitter
(lunatic)


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