&GPでは相変わらず「キャンプ、キャンプ」言って恒例のキャンプギア記事が続々掲載されています。古参編集部員も外部スタッフも学生時代からキャンプやバックパック旅をしているわけで、キャンプは休日の過ごし方の定番であり、休日を取れない日々の合間には道具を愛でることが当たり前。
昨年、そんな&GP編集部に足を踏み入れたのが、編集部きってのおしゃれ番長・若澤です。キャンプ経験は&GPのロケのみ。免許は持っているけれど運転はめったにしない。でもまあまあ力持ちで環境適応力あり。
当然、テントを持っているはずもなく、毎度「キャンプロケの若澤の寝床をどうするか?」という課題が持ち上がるのですが、「今回はクルマで寝ます! 車中泊、人気ですから」と元気に答えてくれました。
■運転しやすい軽バンは広さも十分
▲ハイゼットカーゴ ターボクルーズがベースのゴードンミラー モータース「GMLVAN S-01」(2WD:319万円、4WD:338万8000円)
若澤が選んだのはゴードンミラー モータース初の軽車中泊カー「GMLVAN S-01」です。新型ハイゼットカーゴ開発時にゴードンミラーが協力をした縁で、ボディカラーは純正工場で塗装されたコヨーテ(ほかにオリーブドラブも!)。オールペンをしても室内側に純正ボディカラーが残っているものですが、「GMLVAN S-01」は当然のことながら内装まで同色。ここらへんがたまりません。
それに軽バンですから、不意にGoogle Mapが指示する狭い路地でも安心して運転できる取り回しのよさも決め手です。
▲フルフラットになるフロア部分は178×131cm
後部座席を倒すだけでフラットな床になります。
床と壁の一部、そして天井は天然木(無垢アカシア)で、なんだか小屋っぽい雰囲気。それにカーテン付きだから、視線や冷え、太陽や街灯のまぶしさを遮断してくれます。
「ペラペラのマットでも結構イケそうだけど、せっかくなのでSHINOBI『車中泊キット ソロ』を2枚並べました。身長177cmだから足を曲げることなく横たわれるし、寝返りもできる。朝までぐっすり♡」(若澤)
天井に埋め込まれているのは調光可能なLEDダウンライト。後部に延ばされているソケットを、手持ちのポータブル電源につないで点灯させます。
調光可能なので、PC作業のときは明るめ、寝る前のリラックスタイムは薄暗く調整できるのがいいんです。
ちなみに、使わないときはこんな風にソケットのケーブルをまとめておく紐も付いています。芸が細かい!
車中泊LOVERでは当たり前の知恵、マグネット付きフック。
さすがにアカシア板では磁石が効きませんが、板を留めているネジと塗装が見えるボディ部分は磁石が有効。マグネット付きフックで小物の整理ができるんです。
ほかにもアシストグリップをはずした穴にユーティリティナットやユーティリティフックを取り付ける、アカシア部分にハンガーを取り付けるなどカスタムしがいがあります。
■天井が高いから仕事にも使える
「GMLVAN S-01」は両側にバタフライ式テーブルが装備されています。天板の耐荷重は10kgほどなので、PC程度なら余裕で載せられますが、そのままだと少し天板が高いかも。厚手のマットやクッションを敷いて調節したほうがいいでしょう。
「天井が高いので寝姿勢はもちろん、座っていても圧迫感なく過ごせました。両サイドのテーブルはPC作業だけでなく、一方の机に着替え、もう一方には外出に備えてハンドライトを置く…みたいな感じで荷物整理もできるんです」(若澤)
サイドオーニングを広げ、バックドアも跳ね上げると開放的なリビングが誕生します。虫には無防備だけど、PC作業で煮詰まったらオーニング下でコーヒーを飲んで気分転換。雨の日だって車内に閉じこもりっぱなしにならなくてすむのがいいですね。
さて、車内で2泊した若澤に感想を聞いてみました。
「前回、テントで寝たときは“案外眠れるな”と思ったけれど、今回のほうが疲労が残らずスッキリ起きられました。布一枚隔てたテントとは違い、クルマは“守られている”感じがして、安心感が違うからかも。それに窓部分にはすべてカーテンが付いているので視線を気にせずすむし、冷たさも感じません。テントは隙間風が気になりましたが、車内は風が入らないし。あたたかくて朝までぐっすり。驚くほど快適だったので、正直、次回のキャンプロケでテントで寝るのが怖いかも」(若澤)
「GMLVAN S-01」にはテント泊が不慣れな人でも心地よく過ごせる快適さがあるようです。車内はスッキリとしたインテリアで大人2名でも眠れます。テント泊に躊躇するパートナーを連れ出すのにも説得しやすいですし、いざというときにペットとすごす避難場所としても活躍しそう。
何はともあれ、「GMLVAN S-01」をきっかけにキャンプ初心者・若澤は、編集部随一の車中泊キャンパーの道を歩むかもしれません。
<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/525369/
- Source:&GP
- Author:&GP
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